タイヤ屋さんでタイヤを組み替える際に、【タイヤのバランスはどうしますか?】と聞かれることも多いと思います。
タイヤのバランスって取ったほうが良いの?取らないとどうなるの?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、タイヤのバランスを取らないとどうなるのか?取らないとダメなのか?ここについてお話ししていきます。
タイヤのバランスは取らないとだめ?
結論からお伝えすると、タイヤのバランスを取らないとダメということはありません。※取るに越したことはないよ。
タイヤのバランスを取らない方もいらっしゃいます。※僕の通勤車は取らないことも多いです。(フロントだけは取っているけども。)
その人の考え方や、車の使用用途によってはタイヤのバランスを必ずしも取らなくてはいけないと断言することは出来ません。
次にタイヤのバランスを取らないとどうなるのか?ここについてお話しします。ここを理解した上で、タイヤのバランスを取るか否か、検討しても遅くはありません。
余談だけども、【送料無料】って…。笑
タイヤのバランスを取らないとどうなる?
タイヤのバランスを取らないと以下の状況が起こりうる可能性があります。
- ハンドルがブレる(振動が伝わる)
- ベアリングの寿命が縮まる
- ステアリング周りのガタに繋がる
※絶対ではないし、すぐにそうなるとも限りません。(特に下2つは。)
順番にお話ししていきます。
ハンドルがブレる
タイヤのバランスを取らないと、ハンドルがブレる(振動が伝わる)件に関してはご存知の方も多いと思います。
おおよそですが、80〜100キロ以上のスピードを出す場面でその症状が出始めるケースが多いです。※経験上。
このぐらいのスピードからハンドルに振動が伝わってきます。※腕が多少ブルブルします。
タイヤのバランスを取らない状態では、タイヤがブレて回転してしまうので、タイヤと間接的に接続されるステアリングにもその影響が出るのは当然のことです。
ただし、高速走行をしない僕の通勤車のような使い方だと、あまり感じる場面を少なかったりします。
※低速走行でもタイヤはフレている状態には変わりませんが、あくまでもハンドルに振動が出るほどの影響が出ないというお話しです。
ベアリングの寿命を縮める
もう1つの問題は、ベアリングやステアリング周りにガタが出来てしまう原因になりかねない点です。
タイヤが回転するのをアシストしているハブベアリングですが、タイヤのバランスがズレてしまっている状態では、ベアリングの回転を妨げることになります。
回転物は、芯がズレた状態で回転を続けると、必要以上にダメージ(負荷)を受けてしまいます。※結果として寿命が縮む。
ただしここに関しては、すぐに肌で感じる影響が出るという話ではありません。
タイヤのバランスをちゃんと取って10万キロ走行するのと、バランスなんて気にせず走行する10万キロをもし比較出来るとすれば、ベアリングの寿命が短くなるのは明らかに後者の方だよね。って話です。
意外とタイヤのバランスを取らないと、こういうところにジリジリと悪影響を与えるということまで考えていない人も多いのが事実です。
まとめ
タイヤのバランスは絶対に取るべきだ!と断言するのも違うし、バランスなんて取らなくて良いよ!というのも違います。
その人の車の使い方であったり、考え方によって正しい選択は異なります。
ただし、断言出来ることは取らないより取ったほうが良いに決まってます。取らない理由が明確にないのであれば取っておいた方が良いと思う。※少し意見が矛盾しているような気もしますが…。そのようなケースなら取らない理由もない。
通勤から遠出までマルチに使用されている車なら、タイヤのバランスは取っておいた方が良いと思います。
あくまでも個人的な意見に過ぎませんが…
- キャンバーを付けてタイヤの減りが著しい
- 通勤にしか使わないから高速走行はしない
- ただの足車だし長く乗らない
これらのようなケースを除けば、タイヤのバランスは取っておくべきだと思います。
※あくまでも参考までに。
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