E85ってどうやってキャンバー調整をするの?
こんな悩みを持たれる方向けに、この記事ではE85のキャンバー調整方法について、フロントとリアに分けてお話ししていきます。
あまり、ガッツリキャンバーをつけている車がいないけど、この車はあまりキャンバーが付かない?
そんなユーザーに向けにも情報開示していきます。
E85のキャンバー調整方法
フロントとリアでサスペンション構造が異なりますので、フロントとリアに分けてキャンバー調整の方法をお話ししていきます。
フロント
フロントのキャンバー調整は2種類あります。
※純正ショックの場合1種類
- アッパーマウント部分の長穴を使う
- 調整式ピロアッパーマウント
E85のストラット固定部分の取り付け穴は、長穴になっているのでアッパーマウントの固定部分を緩めてショック(ストラット)を押し込むとキャンバーがネガティブ方法に可動します。
調整時は、ジャッキアップが必要です。
車高調を取り付けしているユーザーなら、調整式のピロアッパーマウントにてキャンバー角を調整することが可能です。
リア
リアのキャンバー調整に関しては、コントロールアームの固定ボルトが偏心カムボルトになっているので、こちらを活用すればキャンバー角の調整が可能です。
ボルトの頭側(写真の反対側)にメモリが振ってあります。
車をジャッキアップし、コントロールアームの固定ボルトを緩め、ボルトを回転させてやれば、キャンバー調整が可能です。
偏心カムを使ったキャンバー調整方法はこちらの記事をご覧ください。
ガッツリキャンバーを付けるには?
E85にはあまりガッツリキャンバーを付けるユーザーが少ないですが、ガッツリ付けることも可能です。
▪️フロント
- ブラケットの屈折加工
▪️リア
- キャンバーアームの取り付け
- アッパーアームの交換
フロントに関しては、差し込みストラット定番の屈折加工がガッツリキャンバーを付ける方法です。
リアは、社外のキャンバーアームをつければ良いのですが、下側のアームのみでキャンバーを付けると、ドライブシャフトの負荷に加えて【トー調整】のキャパが足りません。
※むっちゃトーインになるよ。
それを回避しつつ、リアにガッツリキャンバーを付けるにはアッパーアーム側でもキャンバーを付けける必要があります。
※アッパーアームとキャンバーアームの併用は必須です。アッパーアームだけだと、今後はむっちゃトーアウトな車に仕上がります。
どうしてもリアのトー調整キャパが足りなくなった場合は、こちらを参考にしてみて下さい。気休め程度ですが、キャパの拡張が可能です。
まとめ
E85のキャンバー調整は、サスペンション関係がノーマルでも可能です。
調整キャパはフロント1度前後、リア2度弱ぐらいですが…。
※リアに関しては、ナチュラルキャンバーが付く構造なので車高にもよる。
少しでもE85のキャンバー調整に役立てば幸いです。
それでは。
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