ホイールスペーサーやハブリングを使用すると、固着して思うように外せなくなってしまうことも少なくありません。
少し前に、友人のBMWを触っていた時もやっぱり固着。
そこでこの記事では、同じようにホイールスペーサーやハブリングの固着に悩むユーザー向けに【次は固着させない方法】についてお話ししていきます。
固着とおさらば出来ますように。グッバイ、固着。
ホイールスペーサーやハブリングの固着防止方法
ホイールスペーサーやハブリングの固着を防止する方法は以下の3つです。
- ハブ周りのサビを取る
- スレッドコンパウンドを塗る
- 安物のスペーサーやハブリングを使わない
1番目と2番目は今後、固着に悩みたくないユーザーが必ずやるべき2点になります。
それに加えて、3番目もかなり重要だったり…
順番にお話ししていきます。
ハブ周りのサビを取る
1番始めにやる事は言うまでもなく、ハブ周りのサビを取る事です。(掃除)
- ワイヤーブラシ
- パーツクリーナー
- 紙やすり
これらを使用して、ハブ周りに付着したサビを取り除きます。※削り落とすというイメージ。
また、ハブ周りには古くなったグリスが付着しているケースもあり、それが原因でスペーサーやハブリングが取れなくなることも…
兎にも角にも、ハブ周りを一周綺麗にしてやります。
こちらはつい先日購入してきた、Z4のハブ周りです。サビと劣化したグリスやブレーキダストやらが混ざったものが、付着しています。
これはワイヤーブラシで擦りつつ、パーツクリーナーで洗い流した画像です。※ヤスリは使用していません。
あまりにも酷い場合は、紙やすりを使用して徹底的に綺麗にしてやります。※紙ヤスリよりナイロンタワシの方が使い勝手が良いかも。こういうやつです。↓
インパクトレンチ等の電動工具があるなら…
スレッドコンパンドを塗る
正直なところ、ハブ周りを綺麗にしてやれば、それだけで固着防止にはかなり有効的です。
それでも心配なら、スレッドコンパウンドの使用がおすすめです。
過去にミニクーパーに乗っている際、ハブ周りを綺麗にしてもダメだったモノがスレッドコンパウンドを塗ることであっさり外れるように。※まだブログを始める前だったので写真がありませんが…
ちなみに、スレッドコンパウンドを塗って1年ぐらい使用したハブリングの写真です。
※洗ってあるよ。
スレッドコンパウンドは少々高めだったりするので、そこまでするのはちょっと…と言う方なら【耐熱グリス】を薄ら塗っておくことをお勧めします。
こいつが結構万能かつ優秀。※F1にも使用されている実績もあったような。(適当なこと言ってたらごめん。)
スレッドコンパンドにせよ、耐熱グリスにせよ【薄ら】塗ってやるのがポイントです。
指に少し出して、指でハブを一周するぐらいで充分です。
厚塗りし過ぎると、逆効果になります。※たくさん塗れば良いってもんでも無い。
どちらかと言えば、僕自身も多めに塗りたがりなので、気持ちはむっちゃ分かりますが。
こういう商品もあるみたいです。※使ったことも使ってる人も見たことは無い。
安物スペーサーやハブリングを使わない
最後の固着防止方法は、安いスペーサーやハブリングを使用しないという根本的なお話しです。※案外ここが結構重要なポイントだったり。
僕自身も、1番始めにハブリングを購入した際安い物を使用しましたが、おかげさまでかなり固着と苦戦しました。
安物のホイールスペーサーやハブリングは精度が甘く、固着しやすかったり素材が粗悪で変形しやすい恐れがあります。※目にみえるようなあからさまな変形は無いにしろ…
ハブ部分の穴径寸法が少しでもキツ過ぎれば、当然固着しやすくなります。もちろんブカブカでは、役目を果たさないので問題ですが…。
また、スペーサーやハブリングはアルミで作られてる商品が大半です。
一概にアルミと一括りに言っても、かなりの量の種類(配合物の種類やパーセンテージ)があります。
安い商品を手っ取り早く作成し販売するには、どう考えてもココをケチるのが手っ取り早い。(見た目じゃ分からないし。)
そんなこんなで、安いアルミ製品は素材がイマイチであるケースが多いです。
安物のホイールスペーサーやハブリングの使用を辞めてからは、ハブ周りの掃除のみで固着したことがありません。※今のところですが…。
固着したスペーサーは簡単に外れる
どれだけ対策していても、ずっと放置したりスペーサー等の問題で固着してしまうこともあると思います。
固着したスペーサーやハブリングと格闘する際に必要なものは、力や根気では無く【ヒートガン】です。
詳しくはこちらの記事でお話ししているので、気になる方はこちらをチェックしてみて下さい。
ネット等を調べると、マイナスドライバー等でスペーサーをボロボロにして、固着と格闘されている方が目立ちますが、そんなことしなくても外れます。※中には例外もあると思いますが。
まとめ
ホイールスペーサーやハブリングの固着は珍しいことではありません。
ハブ周りを掃除してから取り付けることは大前提ですが、それに加えてホイールを外すような機会には、一度スペーサーやハブリングを外すことも大事だったりします。
当たり前だけども、定期的に外していれば固着のリスクは大幅に減らすことが可能です。
ホイールを外す際にはついでに、スペーサーやハブリングの様子も見ておいてやりましょう。
それでは。
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