E85はリアキャンバーをつけ過ぎると、トー角が大変なことに…
それが理由でキャンバーを諦める方もいらっしゃると思います。
そんな場面で役に立つのが、リアアッパーアームの交換です。アッパーアーム側でもキャンバーを付けてやればトー角問題はクリアです。
この記事ではE85のアッパーアーム交換に関するお話しをしていきます。
リアアッパーアームを流用するよ
リアアッパーでもキャンバーを付けてやれば、トー角の問題をクリアできることぐらい、誰にだって理解できることです。
しかしながら、E85のリアアッパーアームはスプリングが乗っかる上、アルミです。
これを加工しようものなら、多分強度が足りません。
※加工しなくてもハイレートバネで折れることもあるよ。
- 左側 E36
- 右側 E85
そこで使うのが【E36】の純正アッパーアームです。
全く同じではないですが、サスペンションメンバー側とハブ側の取り付け寸法は同じです。
何よりも、素材が鉄です。※アルミも鉄か。
つまるところ、加工がしやすくなるというお話しです。
アッパーアームの加工
ただ単に、E36のアッパーアームを流用するだけではダメで、これを短縮する必要があります。
僕がやった短縮方法はこちらの記事で解説します。
※真似するのはもちろん何の問題もありませんが、自己責任でお願いします。
短縮量についてはこちらの記事でお話しています。
【E85】のアッパーアーム交換
※すでにアッパーアームは短縮加工済みの写真です。
アッパーアームは以下の手順で外せます。
- スタビリンクを外す
- オートレベライザーを外す
- 手前のボルトを外す
- 奥側のボルトを外す
ヘッドライトのオートレベライザーに関しては、運転席側のアッパーアームに付いてます。
ボルトは18ミリです。
奥側のボルトが少し厄介ですが、知恵の輪プラス少しのパワープレイで外せます。
ロアアームよりは外しやすいです。
ロアアームと一点異なる点は、ナットも18ミリなので、18ミリのメガネレンチが2本必要です。※当然ソケット類は使用出来ません。
スペースはかなり狭いですが、なんとかボルトを外すことが出来ます。
デフなんて降ろしません。※後ろ側のボルトを抜いてデフの位置ズラしだけしました。
ジャッキでデフを支えつつ、22ミリのメガネレンチ2本で外せます。
アッパーアームを流用すると、スタビリンクが取り付けできなくなっちゃいますので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
一手間だけ加えたら、そのままE85のスタビリンクのまま取り付け可能です。
E36のアッパーアーム取り付け後の写真です。
アッパーアームの形状がE36の場合、奥側から手前に掛けて平行なのでフレームとの干渉リスクが出てきます。ここだけちょっぴり注意です。
※僕の車高だと干渉はありません。(バネレートを少し高めに設定しています。)
この角度から見ると違いがよく分かると思います。
まとめ
リアのアッパーアームを流用プラス加工してやれば、このぐらいキャンバーを付けてもトー角に悩まされることはありません。
※アッパーアームの短縮量はシビアだったり…
もちろん、これよりもキャンバーをつけることも出来るし、起こすことも出来ます。
トーの兼ね合いはどこまで行っても付き纏うので、アッパーアームの短縮量はかなり大事になります。
それでは。
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