通勤車のマフラーがちょこちょこ擦って、耳障りなので簡単に出来る底上げ対策をしていきます。
マフラーが少しだけ上がってくれればな〜。
そんな悩みを持たれる方も少なくありません。
この記事では、ホースバンドを使用した誰でも簡単に出来るマフラーの底上げ対策を紹介していきます。
結果として、5〜10ミリほどマフラーの地上高が上がります。
必要なモノ
- 油圧ジャッキ
- リジットラック
- ホースバンド
ホースバンドのサイズに関しては、車種ごとによって異なります。
後でそのあたりについて、詳しくお話しします。
使用するホースバンドに関しては、ステンレンス製の物を使用することをおすすめします。
ホースバンドでマフラーを上げる方法
作業方法はいたってシンプルで、マフラーの吊ゴムをホースバンドで締めてやるだけです。
マフラーの吊ゴムをみると、このようにクリアランクが空いてます。
ここの吊ゴムをホースバンドで締め上げる事で、吊りゴムが密着し、結果としてマフラーの位置が上がります。
ここの吊ゴムの外周に合わせた、ホースバンドが必要になります。今回行った車は軽自動車なので小さめだと思います。
ざっくり、吊りゴムの長さを計測してから購入することをおすすめします。
ホースバンドを締め込む際は、マフラーをジャッキで持ち上げてた状態でやると楽ちんです。
劣化した吊ゴムほど効果絶大
マフラーを吊っているゴムは、劣化(古くなっている)しているほどマフラーの重みによって伸びています。
そのため、劣化している吊ゴムをホースバンドで締めてやると、効果は絶大です。
※単に新品の吊ゴムよりも伸びきっている状態なのでそこの分上がるよねって話です。
つまるところ、吊りゴムが伸びきっている場合、新品の吊ゴムに交換してもマフラー位置が少し上がるという意味でもあります。
もちろん弊害が出ることもある
数100円で、マフラーの位置をあげる事ができるこの方法ですが、弊害が出ることもあります。
- マフラーが干渉する
- 車内に振動が来る
- マフラーの余計な負担が掛かる
本来よりも、マフラーの位置が上がってしまう事で、フレーム等にマフラーが干渉する可能性もゼロでは無いです。
※車種による
マフラーがどこかに干渉していれば、音が出たり車内にマフラー(エンジン)の振動が伝わることもあります。
それに加えて、本来吊ゴムによってエンジンの振動を逃がす役割もあるのですが、吊ゴムを締め付けてやるせいでこれまで逃げていた負担をマフラーがもろに受けてしまう事にもなりかねません。
劣化して錆びたマフラー等だと、その負担が積み重なり折れてしまうリスクもあり得ます。
そのあたりを理解した上でこの方法を試すと良いと思います。
※余程状態が悪いマフラーでない限りは、そうそう折れることは無いけども。それにすぐ折れるという意味でもありません。
まとめ
マフラーが地面に擦る音って、個人的にはとても嫌いです。(あの軽い貧弱な音。)
たまに擦るぐらいであれば、ホースバンドを使用することでかなり回避出来るようになると思います。
溶接が出来なくてもお手軽に出来る方法なので気になる方は、やってみて下さい。
かなり、余談ですがあの【T-DEMAND】のデモカーでもこの方法が行われており、あのメーカーもこんな対策してるんだな〜なんて思ったり。
それでは。
▪️関連記事はこちら