水漏れトラブルが起こりがちなBMW車ですが…
この記事では、今乗っているE46にフォーカスを当てて、水漏れしやすい定番箇所をピックアップしていきます。
今、E46に乗られている方もこれからE46の購入を検討されている方も参考にしてみて下さい。
【E46】定番の水漏れ箇所
E46にありがちな、水漏れしやすい箇所は以下の通りです。
- ラジエター本体
- ラジエタータンク
- ウォーターポンプ
- ラジエターホース
- ウォーターホース
- オイルクーラーの接合部
簡単ではありますが、順番に解説していきます。
ラジエター本体
ラジエター本体からの水漏れに関しては、国産車であろうとありがち過ぎる定番箇所ですね。
このE46も前のオーナーによって、ラジエターが交換されています。(社外品かな。)
ラジエターからの水漏れに関しては、両サイドにあるプラスチックのタンク部分のプラスチックが割れたり(ヒビが入る)カシメ部分から漏れ出すケースが大半です。
※カシメ部分に関しては、ゴムパッキンの劣化。
昔、日本車での話ですが、応急処置としてカシメ部分のゴムパッキン交換を試して見たことがありますが完敗でした。笑
ラジエタータンク
正式名称は【エキスパンションタンク】って名前が付けられています。
※日本車のラジエターサブタンクとは、構造も役割も違う。
BMW車のエキスパンションタンクもよく割れて、水漏れする原因です。
ラジエター同様に前のオーナーが乗っている際に割れて交換済みのパーツです。
ラジエターを交換する際に、セットで交換するケースが多いです。ラジエターと比較すれば、金額もそこまで高い部品ではないので、工賃を配慮するとセットでやっておいて損は無い部品です。
BMWの純正クーラントは地味に高いせいもあります。
ウォーターポンプ
おそらくE46の水漏れで1番、修理費がかさむのはウォーターポンプからの水漏れになります。(多分。どこで直すかにもよる。)
※純正部品を使用すると結構高いけど、OEMを使うと案外そうでもないんだけども。OEMだとラジエターより安いかも。
ちなみにE46のウォーターポンプは、エンジンの真正面側にあり、ベルト類を外せば比較的交換は難しくありません。
せっかくベルト周りを外すなら、ベルト周りのメンテもセットでやりたくなってきて、以外に高く付くオチ…
ベルトテンショナー等のガタもあるあるですからね…。
ラジエターホース
ラジエターホースは、ラジエターとエンジンを直結するホースで、ラジエターの上下で2本存在します。
- アッパーホース
- ロアホース
ラジエターホースに関しては、アッパーホース側が先に漏れることが多いです。
アッパーホース側が漏れやすい理由は、単純にロアホース側よりも熱いクーラントが通るため負荷が大きいためです。
先日、僕のE46もラジエターのアッパーホースを交換しました。
ラジエターホースに関しては、OEMパーツ(社外品)を使用すれば比較的安く修理可能です。
プラスチック部分の変色が進んでいるようなら、早めの交換をお勧めします。
ウォーターホース
エンジンの左側にある、ウォーターホースからの水漏れも多いです。
E46に限らず、次のE90系も同様です。
E46の前に乗っていたE91はここのウォーターホースよりクーラントが飛び出しました…
取り付け箇所がエキマニのすぐ真横ということもあり、熱害の影響も大いにあると思います…
ここに関しても、ラジエターホース同様、それほどの高額修理には至らないです。
オイルクーラーの接合部
最後になりましたが、オイルフィルターハウジングと共締めされている、オイルクーラーからの水漏れもありがちです。
※横方向からオイルフィルターハウジングにボルト3本で固定されています。(あれ。4本だったかな。多分3本。)
ここはゴムパッキンにてクーラントが漏れてこないようになっています。ここのパッキンを交換するには、オイルフィルターハウジングを取り外す必要があります。
販売されているゴムパッキンの多くは、セット販売が大半です。
かなりの確率でオイル漏れが先に起こるため、オイルフィルターハウジングのガスケット交換作業と同時作業でゴムパッキンの交換を行えば水漏れを防ぐことが可能です。
※そりゃ中には、オイル漏れより先にクーラントが漏れちゃうこともあるだろうけども。
部品代も安いし、同時に作業してもそこまで手間は変わりません。
お店等に修理してもらうようなら、ほぼ確実に同時作業をお勧めされると思います。
まとめ
BMW車は水漏れトラブルが多い車の一社です。
特にE46は1番新しい年式の個体でも【2005年】になりますので、今後水漏れのトラブルは逃れられないと思います。
水漏れに気が付いたら、早めの段階で修理するようにしましょう。
これから、車を購入されるユーザーは、定番箇所が修理されているか否かをチェックしておくと、納車後のトラブル回避に繋がるのでお勧めです。
それでは。
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