かれこれ、僕自身4台のBMWを購入してきましたが、どれも水漏れトラブルが発生…
※型落ちのBMWを購入するってこういうコト。
BMW車に乗るユーザーの中には、水漏れトラブルに悩まされる方も少なくありません。
そこでこの記事では、なぜBMW車は水漏れしやすいのか?ここについてお話していきます。合わせて大まかな修理費用についてもお話しします。
水漏れを修理してもらったけど、また別のところから漏れるんじゃないか?と不安…
ある程度水漏れを予測できる簡単な方法もありますので、そんな方に向けてそちらもお話していきます。
BMWが水漏れしやすい理由
これは車体を製造している国の法律による問題が大きな影響を与えています…。
※最近はかなりマシになったらしい。
【法律と水漏れ】何が関係あるの?
環境問題にうるさいドイツでは、使用して良いモノと悪いモノが厳しく規制されているため、水回り(クーラント)に使用されるパーツの質があまり宜しくない…
ちなみに、ドイツに他国で製造された車は、1度本国(ドイツ)の規制を潜り抜ける部品に交換してから…※以下省略
※今はそんな事ないらしいですが…
そのぐらい、環境問題にうるさい…いや、環境に優しい国なのです。
BMWの水漏れを予測する方法
もちろん、全ての水漏れを予測することは不可能ですが、ある程度の予測は立てることが可能です。
その方法は、プラスチック部分に着目する事です。
- 下側 古くなったパーツ
- 上側 新品のパーツ
水回りに使用されているプラスチック部品の色に着目すると、ある程度水漏れを予測することが可能です。
BMW車の水回りに使用されている、プラスチック製品(結構あるよ)が上の写真のように【茶色】になっていたらヤバイです…
ちなみに、茶色がかったプラスチックパーツを折ってみました。(交換したので不用になった部品です。)
外見からはあまり想像ができないほど、ボロボロです。
無数の巣穴が空いているイメージ。一気に漏れ出すというより、初期は滲み出てくることが多いです。
ちなみに僕自身が過去に乗ってきたBMWの水漏れは、プラスチック部分の経年劣化によるモノが大半です。
※E91、E46、ミニクーパー の部品たち
※ホースの差し込みから漏れているようにも見えますが、プラスチック部分から滲み出ています。
残念ながら、パッキン等からの漏れに関しては、予測することは難しいですが…
1箇所でも漏れた場合は、どこから漏れても不思議ではありません。
BMWの水漏れ修理にかかる費用
車種やどの部品から水漏れしているかによって費用は大きく異なりますが、ざっくりとした金額を挙げておきます。
- ラジエター 10〜15
- ウォーターポンプ 15〜20
- サブタンク 3〜5万
- ジョイントパイプ 3〜5万
- サーモスタットハウジング 4〜5万
あくまで1つの目安に過ぎませんが、BMW正規ディーラーでの整備だとこのぐらいの金額になると思います。
水漏れ修理の場合、クーラント代金とエア抜きの手間が掛かるため、セットで交換すると工賃がかなり割安になります。
BMW純正はクーラントすらなかなか良い金額しますからね…
そのため、複数の部品を一緒に交換することが多いです。
OEM部品を使うと安く修理可能です
先ほどの金額はあくまでも、正規ディーラーにて純正部品を使って修理した際の目安です。
あの金額よりも安く修理することも十分可能です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、BMW車をはじめとする、欧州車の部品には多くのOEM部品(安い部分)が存在します。これを使うか否かで金額が大幅に変化します。
形状は全くBMW純正と同じなんだけども、純正ではない社外品という意味です。
※パッと見では区別不可。
僕自身は、全ての水漏れを社外品にて修理していますが、その後のトラブルはありません。
どうしてBMWの純正品を使ったって漏れるからね。というのが個人的な意見です。
ラジエターとかウォーターポンプとかなら、また話が別ですが…
まとめ
10年近く年数が経過しているBMW車に乗っているユーザーはそれなりの覚悟を持っておくべきだと思います。
記事内でもお伝えした、プラスチック部品の変色によってある程度予測が経つ水漏れがあるのも事実ですが、100パーセントの予測は不可能です。
正規ディーラーでなく、一般の整備工場でも修理可能な場合が多いので、費用を抑えたいユーザーはOEM部品を使用した修理をしてほしい!と相談して見てください。
クーラントの温度が高くなる、夏場は特に水漏れトラブルが多いので注意です。
それでは。
▪️BMWのDIY水漏れ修理