かなり前から倉庫で眠っているMOONFACEのボールジョイントがあることに気が付き、友人の車に取り付けました。
ローダウンにありがちな(ダブルウィッシュボーン式)アームロックの解消として最もお手軽な金額で行える方法です。
MOONFACE(ムーンフェイス)のLAジョイント(ショートジョイント)についてかる〜くお話ししていきます。
MOONFACEのLAジョイントとは?
純正のボールジョイントとの比較写真があるので、こちらをご覧下さい。
- 左側 純正のボールジョイント
- 右側 MOONFACEのLAジョイント
ボールジョイントのボルト部分(正確にはナックルに入り込む部分)が短くなることで、アッパーアームをよりナックルに入れ込める部品です。
つまるところ、純正時よりもアッパーアームが入り込むため、フレームのクリアランスを確保する事が出来ます。
確か数値は【13〜14ミリ】です。
※かなり前に購入した部品なので、正確な数値はうる覚えです…
LAジョイントの取り付け
車種によってボールジョイントの取り付け方法は異なると思いますが、だいたいは同じだと思います。
Cクリップを外して、ジョイントを抜きLAジョイントに交換するだけです。
クラウンのアッパーアームですが、こちらの記事で交換方法について説明しています。
※多くの車種で似たような作業になります。(絶対じゃないけども。)
LAジョイント装着後の変化
今回取り付けた車両には、短縮ナックルが入っているのですがエアサスを前下げした際、アッパーアームが干渉してしまって下がりきなない状態でした…
■ムーンフェイスLAジョイント装着前
■ムーンフェイスLAジョイント装着後
少し分かりづらい画像で申し訳ないですが、フロントがここまで下がるようになりました。
- ムーンフェイスLAジョイント -13ミリ
- 純正アッパーアーム -15ミリ
大凡、30ミリのクリアランス確保に成功です。
ご存知の方も多いと思いますが、社外品のアッパーアームの方が純正よりもフレームとのクリアランスが狭くなる傾向が強いです。
どうしても外観がゴツくなるので、当たり前といえば当たりまえだけども。
あと、もう一点だけ補足しておくと、アッパーアームが短くなることでフレーム側に作ってあるアームの逃げの位置とズレてしまうのも原因だったりします。
※純正のアッパーアームがバンザイする位置を計算して、ボールジョイント部分の逃げが設けてあるからね。
まとめ
金額も1万円ちょっととそこまで高い商品では無いし、ボールジョイントのリフレッシュにもつながるのでおすすめです。
注意点を挙げるなら、この部品は純正のアッパーアームにしか使えないことぐらいだと思います。
常にアッパーアームが干渉してしまっているユーザーにはあまり向いていませんが、大きな段差で時々当たるぐらいであれば解消すると思います。
10ミリオーバーのクリアランス確保は大きいですね。
それでは。
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