ホイールスペーサーを使って、ホイールの出面を調整したいんですが、何ミリまでスペーサーを使用しても良いですか?
先日、こんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、ホイールスペーサーは何ミリまで入れても良いの?と言うテーマでお話ししていきます。
※車種によっても異なるケースもありますので、参考程度で。
ホイールスペーサーは何ミリまでならOK?
分かりやすく、記事のタイトルにも結論を書いておきましたが、ハブボルトを交換せずに使用できるスペーサーは、5ミリまでが許容範囲である場合が多いです。
つまるところ、ホイールスペーサーを使用する際には、3ミリか5ミリの選択になる場合がお多いです。
※あくまでも多い。
当然ですがココに関しては、車種によっても変わってきます。5ミリスペーサーでもホイールナットの掛かり代が不安だな…。という車種もあると思います。
これは、ハブボルトの長さがメーカーによって異なるためです。※微妙な差だけども。
ただ、大半の場合は5ミリスペーサーの使用ぐらいであれば、ハブボルトにホイールナットがちゃんと掛かるので使用が可能です。
スペーサーが安全に使えるか否かの判断基準
ホイールスペーサーを挟んだ際に、確認すべきポイントはホイールナットの掛かり代です。※言うまでも無いんだけども。
ここは、ホイールスペーサーを使用する機会全てにおいて確認するぐらいの気持ちでいた方が良いと思います。
1つの基準になるのが、ホイールナットが【何周回るか?】です。ここが1番単純で分かりやすい上、確実。
ココに関しては、考え方(意見)がバラつくことも多いですが…
手でホイールナットを回した際に、【3〜4周】ほどナットが掛かっていれば、ナットが飛んでいくような事態にはなりません。※ホイールナットやハブボルトが傷んでたら知らんけども。
手締め状態でホイールナットが5ミリは最低でも噛ませておきたいところです。
▪️ナットを4周回した際の掛かり代
- ボルトピッチ 1.5 6ミリ
- ボルトピッチ 1.25 5ミリ
※ネジピッチ×回した回数で掛かり代が分かります。(この説明はいらんか。)
あくまでも素手でホイールナットを回した際の数値なので、ここからレンチで締めていくと1周弱ぐらいさらにネジ山が掛かります。
ただし、車重が極端に重たいような車であれば、もう少しナットが掛かっていないと安心出来ないよね。と言うのも個人的な意見です。
詳しくはこちらの記事で、ホイールナットの掛かりしろについて解説しています。
10ミリスペーサーを使用するという選択肢
あくまでも先ほどお伝えした3ミリだの、5ミリだのというお話しは、純正のハブボルトのままホイールスペーサーを使用する際のお話しです。
それだと、ホイールの出面調整が間に合わない。
そんな方は、ロングハブボルトに交換して10ミリスペーサーを使用するという選択もあります。
10ミリスペーサーまでロングハブボルトで対応し、それを超えるようならワイトレの使用がオススメです。
まとめ
幅広い車種に満遍なく回答しようとすると、ホイールスペーサーの使用は3〜5ミリまでの使用が可能です。(純正ハブボルトの場合)
ココに関しては、一度ホイールスペーサーを購入して当てがい、ホイールナットが何周掛かるか?をチェックしてみて下さい。
3ミリならほぼ確実にいける。言うても5ミリも大体いける。※保証はしなけども。
過去に、ダイハツ車純正のハブボルトで8ミリスペーサーを噛ませてホイールナットが4周掛かる車を見た事があります。
※ロングハブボルトかと疑ったぐらいですが、オーナーさんは新車購入のワンオーナーで交換歴は無いとのことでした。
ホイールスペーサー自体、そんなに高いものでは無いので3ミリと5ミリを常備しておくと便利だったりします。
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