キャンバーを付けた車に乗っていると、こんなことをよく聞かれます。
こんなにタイヤがハの字でも車はまっすぐ走るの?
結論ですが、キャンバーを付けても車はまっすぐに走ります。ただし、まっすぐ走らないこともありますので、そのあたりについて簡単にお話していきます。
キャンバーを付けるとまっすぐ走らない?
キャンバーを付けると、まっすぐ走らなくなると思っている方もいらっしゃるようですが、決してそんなことはありません。
実際にこのぐらいのキャンバーを付けていても、ハンドルを一定時間話したまま走行可能なレベルでまっすぐ走ります。
キャンバーを付ける=まっすぐ走らなくなる
これは大きな間違いです。
ただし、まっすぐ走らなくなるケースもあります。
キャンバーを付けたらまっすぐに走らなくなる理由
もちろん、キャンバーを付けてから、車がまっすぐ走らなくなるケースもあります。
- アライメントのズレ
- スラスト角が生じる
車のサスペンション構造上、キャンバー角を弄るとアライメントがズレてしまいます。
当然、キャンバーとセットでここの調整を行わなければ、まっすぐ走らなくなることもあります。
ただし、【まっすぐ走る=アライメント】がバッチリとも限らないです。
車が真っ直ぐに走るか否かは【スラスト角】というものが鍵を握ります。
左右のキャンバー角に差があると、スラスト角が生じてしまい車がまっすぐ走らなくなります。調整式のキャンバーアーム等を自分で取り付けた際などにありがちです。
※4輪アライメントはこのあたり一体の数値を見つつ、色々な視点から調整してくれる。
まとめ
キャンバーを付けて、車がまっすぐ走らなくなってしまっていて、困っている方はアライメント調整を検討されることをお勧めします。
人によっては、アライメントテスターが全てでは無いという方もいらっしゃいますが、何もわからない状態であれば、アライメントに行けば確実に今より良くなることは明確です。
リア側の調整ができない車だと、場合によってはサイドスリップ調整でも良いかも。
それでは。
▪️関連記事はこちら