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BMWのロアアームブッシュがダメになると何が起こる?

 

BMW車にありがちな【ロアアームブッシュ】の劣化について、聞いたことはあるけど、あれがダメになると何が起こるの?

 

こんな疑問を抱くユーザーも少なくなと思います。

 

そこでこの記事では、BMWのロアアームブッシュがダメになることで起こる実態について少しお話ししていきます。

 

※これはBMW車に限った話ではありませんが、この記事ではBMW車にフォーカスを当てながらお話ししていきます。

 

 

目次

そもそもロアアームのブッシュとは?

ロアアームのブッシュは、ロアアームを車体に固定される連結部分に使われております。

 

コレは国産車だろうと、BMW以外の欧州車(ベンツとかアウディとかとか)も変わりません。

 

ちなみにコレがBMW車のロアアームブッシュです。シルバーのブラケット部分にゴムが入っていて、そこにロアアームが挿さります。

 

 

国産車等であれば、ロアアーム本体にゴムブッシュが取り付けられており、ブッシュの穴にボルトを通して車体に固定するのがセオリーです。

 

ロアアームのブッシュがダメになると何が起こる?

 

このロアアームブッシュには走行に伴い大きな負荷が掛かりますので、年数や走行距離が嵩めば必然的にダメになるのは当然です。

 

問題は、ロアアームブッシュがダメになるとどうなるのか?と言う点です。

 

結論を完結にお伝えすると、走行中にロアアームが余計な動きをします。つまるところ、ロアアームにガタが発生すると言うお伝え方も出来ます。

 

ロアアームにガタが発生していますと、走行中にサスペンションがズレてしまいます。

 

 

古くなってくると、ゴムブッシュが切れてしまうので、ロアアームを固定出来ていない状態になります。

 

ロアアームブッシュの寿命を感じるタイミング

 

ロアアームブッシュがダメになった事を体感出来る点は2つあります。※それも足回りを見ずにです。

 

  • 車が動き出す時
  • ブレーキを掛けた際

 

車が発進する際やブレーキを掛けた際に、ロアアームがズレる(足回り全体が前後する)ためその症状は意識を向けておけば【明確】です。

 

そのぐらい、BMWのこのブッシュはシビアです。日本車のロアアームブッシュも切れてダメになりますが、ここまで明確な症状として現れにくいです。

 

直線の道路を60キロぐらいで走行中に、ブレーキを1回【バン!】と踏んであげると、サスペンションのズレを簡単に体感しやすいと思います。※後ろに車がいないことを確認してからね。

 

ブッシュの痛みが大きいと、タイヤを手で前後に動かしてみるとタイヤが異様なぐらい前後します…。※これでも確認可能。

 

あとは、タイヤを外してロアアームを手で揺さぶってみても分かります。新品のブッシュなら手で揺さぶるぐらいではまず動きません。

 

ロアアームブッシュの交換にかかる費用

大凡の金額ですが…

 

片側の交換工賃が15000円〜20000円程度です。

 

※ディーラー調べ

 

ディーラーでの交換工賃は比較的高めなので、その他の修理工場に行けばもう少し費用は抑えられると思います。

 

あと、あくまで交換作業の工賃の話なので、ここに部品代が入ります。

 

純正品は2000円弱、純正OEMだと5000〜10000円程度で入手可能です。

 

値段は正規BMWのディーラーメカニックに聞きましたが、車種によって多少値段がバラつくのでこのようなお伝え方をしました。

 

ブッシュ交換には2つのやり方がある

ロアアームブッシュの交換方法は大きく2つあります。

 

  • ブッシュとブラケットをアッセンで交換
  • ブッシュのみを交換

 

 

ブラケットとゴムブッシュをアッセンで交換する場合は、この部品を丸々交換します。

 

丁度、先日にE46のロアアームブッシュをアッセンで交換しましたので、作業の流れはコチラの記事でご確認していただけます。

 

あわせて読みたい
【E46】ロアアームブッシュの交換方法 車を購入した際からダメになっていたことは、車を動かしたあの瞬間から明確だったのですが、ほぼ乗らない車なのでずっと放置してました...。   ようやくロアアーム...

 

 

その反面、ゴムブッシュのみを交換することも可能です。

 

 

この画像の右側がロアアームのブッシュ単体です。

 

 

つまり、ブラケットからゴムブッシュのみを取り外して、中に入っているブッシュのみを交換する方法です。

 

当然ながら、ゴムブッシュのみを交換した方が【パーツ単価】が安くなることは、言うまでもなく明確な話です。

 

じゃあ、安く済ませるためには、ブッシュのみを交換して貰えば良いんだね!

 

その答えは正しくもあり、そうも上手くいかないケースも多いです。

 

ロアアームのブッシュは圧入されているので、このブッシュを引き抜いたり入れ直したり出来る知識や設備のある修理工場を探さなくてはいけません。

 

安いOEM部品を使うとなれば、ブッシュの引抜き圧入の手間賃を考え、ブッシュをアッセンで交換した方が安くなる事もあります。

 

※純正の場合は、アッセンでしか注文出来ないかも。そこは確認して下さい。

 

その辺りは、車屋さんに相談した方が良いと思います。

 

また車種によっても異なります。※整備性の影響で。

 

まとめ

 

ロアアームのブッシュはどんなに丁寧に乗っていようが、愛着をどれだけ注ごうが、必ずダメになります。

 

走行時に意識を向けて、少しでも違和感があるようであれば、早めの対策(車屋さんに見てもらうなり自分の目で見るなり)がお勧めです。

 

ダメになっているロアアームブッシュを交換すると、まるで別の車のように車の走りが段違いに良くなります。

 

 

 

それでは。

 

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