先日当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
このサイトで出てくるワゴンRのアウトリップのセッティングが気になります。
そこでこの記事では、アウトリップ時にやっていたセッティング方法と注意すべきポイントを2つ紹介していきます。
※アウトリップは一台しかやったことがないので、くれぐれも全て鵜呑みにしないで下さい。他の人に意見も聞いた方が良いよ。
アウトリップのセッティングで注意するべきポイント
冒頭でもお伝えした通り、アウトリップのセッティングには2つの注意点があります。
- ホイールの出面はビビらないこと
- バンプタッチよりもバネで制御
アウトリップのセッティングで個人的にポイントになるのはこの2点です。
順番に解説していきます。
ホイールの出面はビビらないこと
アウトリップ仕様のセッティングで最も注意するべき点は、ホイールの出面でビビらないことです。
つまるところ、アウトリップにしたいなら、思い切ってホイールを外に出しちゃいなよ!という意味合いです。
ビビって中途半端にリムがフェンダーの外に出てしまっている状態が1番最悪です。
この画像からもう少し、ホイールを外に出してやるイメージです。
そうしないと車がストロークした際に、リムの上にフェンダーが乗っかり、一発でフェンダーがクシャクシャになります。クシャクシャにならなくても、フェンダーが内側に巻かれちゃう…。
ホイールのリムを完全にフェンダーの外に出すことで、フェンダーの真下はリムとタイヤの境目になり、ストロークを稼ぐことが可能です。
ここの距離をちゃんっと使わないと、綺麗なアウトリップは出来ないと思います。
イメージは、タイヤのサイドウォールとフェンダーをぴったりくっつけてやる感じです。
バンプタッチよりもバネで制御
これは僕自身の失敗談からお伝えしたいことです。
初めて、フェンダーからリムを出してホイールを履かせた際に、ビビってガチガチにバンプラバーでストローク制御しようとしましたが、あえなく失敗。
バンプラバーをショックアブソーバー全体に入れたけど、思いの外ストロークする…。んでもってバンプラバーに思いっきり初期たわみ掛けたら脚が伸びなさ過ぎてすぐ亀になる…
※バンプラバーに初期たわみをかけるって、バネで言うプリロードをかける感じです。
基本的には、バンプラバーでは無く、スプリングのレートでストロークを制御するのがオススメです。
バネレートに関しては、サスペンション構造だったり車種によって異なるので一概にこれ!とお伝えすることは出来ませんが…
画像のワゴンRは14キロでバンプラバーは一切入れてない状態で走行可能でした。
バンプラバーでストローク制御する際は、1センチでも5ミリでも隙間を作っておくことが大事です。あくまでバンプラバーはサブの立ち位置として使いましょう。
アウトリップのセッティング方法
アウトリップのセッティング方法は人によって異なりますの、参考程度に考えて下さい。
▪️アウトリップ時の準備
- 極力タイヤを引っ張る
- リムガードを削る
- タイヤをフェンダーギリギリまで詰める
リムガードとフェンダーをピッタリくっつけてやって、後からリムガードをピーラーで取り除くと丁度良くなります。※何が丁度良いのか分からんけど。
あとはストローク制御の確認をして終わりです。
ストローク制御の確認は、片輪のみ傾斜を作りその傾斜に車を乗せて確認します。両輪に傾斜を作ると意味がないので注意です。
※分かりやすい画像無かった…すみません。
タイヤの片側のみに、分厚い木の板をセットして車をバックさせます。※極限まで傾斜を付けるとより良い。
この時、フェンダーとリムのクリアランスを見ながら、慎重にバックして当たりそうならバネレートを上げるか、バンプラバーを装着します。
バンプラバーを入れる時は、有効ストロークを残してね。
まとめ
アウトリップのセッティングをする際は、ホイールのリムとタイヤが接するちょうどど真ん中にフェンダーを落とし込むイメージです。
ビビって出面が甘いと、フェンダーにホイールが乗っかっちゃうし、出しすぎるは出し過ぎでフェンダーが焦げちゃいます。
僕自身はマルチリンクのサスペンション構造でアウトリップをやったことがないので、どこまで役に立つ情報開示が出来てるか分かりませんが、最後に言えるのはトライアンドエラーをしてみて下さい。
凄い余談ですが、僕はこの車両を生で見てからもうアウトリップはやめよ。って思いました。あんまり人の車を見てそう言うネガティブな感情を抱くタイプでは無いですが…。そのぐらい衝撃的でした。
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それでは。
※全て自己責任でお願いします。
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