次の車はBMWを考えているけど、やっぱりBMWって壊れやすいのかな?
そんな悩みを持たれる方も多いと思います。
外車=壊れやすい
こんなイメージが根強く浸透している証拠です。
そこでこの記事では、中古でBMWの購入を検討する方に向けて、4台乗り継いだ実体験をもとにお話していきます。また、周りでBMWを乗っている友人の様子も交えていきます。
合わせて、失敗を避けるための買い方についてもお話していきます。
BMWって壊れやすいの?
結論からお伝えすると、日本車と比べて壊れやすいのは紛れまない事実です。
これからBMWを乗ろうとしているユーザーに【壊れないよ】とお伝え出来れば良かったのですが、現実は壊れます。
厳密に言えば壊れやすいというよりも、【消耗品の寿命が短い】という伝え方の方が正しいかもしれません。
それを壊れるというのか。
特に、ゴムやプラスチックで出来ている部品は(10年ぐらいを目処に)ボロボロになって使い物にならなくなります。
国産車の部品と比較しても、そんなにボロボロになる?ってレベルでダメになります。※もちろん国産車でもダメになるけども。
BMWはどこが壊れるの?
BMWでよく壊れる(ダメになる部品)は以下の箇所です。
- 水回りのゴム製品
- プラスチック製品
- センサー類(電装系)
- 電動ミラーの格納
- パワーウィンドウ
- オルタネーター
- エンジンオイルの漏れ
- プーリー関連
これはBMW車に限らず、多くの欧州車に共通して言える点ですが、兎にも角にも【ゴム製やプラスチック製】の部品がダメになります。
例えば…
- ラジエター関連のホース
- センサー類のゴムパッキン
- カウルトップ周り
- サスペンション周りのブッシュ
特に、10年ぐらい年数が経ってくると、水漏れのトラブルが多いです。
過去に乗っていた、E91と彼女用に購入したミニクーパーでは水漏れ修理をしています。※自分で直せると案外安く直る。
これはゴムやプラスチックの品質に問題があるのでどうする事も出来ない問題です…。
水回りのプラスチック部品の劣化具合は、目視である程度見分けが付く場合もあります。詳しくはこちらの記事で解説しています。
BMWはセンサー類の故障も度々起こり、警告灯の点灯が目に付きます。日本車だとあんまり警告灯が点灯する機会って少ないですが、比較するとその差は歴然。
※日本車でも警告灯がよく点灯する車もあるけども。
そのため、ネットで安く買える診断機が重宝します。
日本車だとあんまり診断機所持している人なんていませんよね。外車に乗っている人は珍しくありません。※特に年式の落ちた車種だと。
壊れるか否かはメンテナンス次第
他のサイトにも書いてあると思うので、あまり熱心には書いませんが、BMWが壊れるか否かはメンテナンス次第です。
※メンテナンスでリカバリーしきれない点もあるけども。
メンテナンスの行き通ってる中古車を買ってくれば、次々に故障して嫌気が指すことも無い場合が大半です。
どうしても、メンテナンスがされていない程度の悪い車を拾ってきてしまうと、ゴム部品やプラスチック部品が次々に壊れて散々な目に遭ってしまいます。
大体、同じ素材で出来た部品たちは一斉にダメになっちゃいますからね。
※熱害とか負荷の掛かり方でタイムラグはあるけども。
欧州車の中ならBMWが1番壊れないかも
これはあくまで個人的な肌感覚みたいなものなので、あまり真に受けることはありませんが…
周りの友人たちが乗っている…
- ベンツ
- アウディ
- ワーゲン
これらの故障エピソードよりかは、BMWは壊れないな!というのが個人的な意見です。
具体的にベンツとかアウディに比べると、ミッション(AT系統)のトラブルは少ないというのが肌感覚。
ミッション系のトラブルは一発何十万の修理費になりますからね…。
※何十台、何千台の車を比較してるわけじゃないから真実はわからないよ。
BMWは前期より後期が壊れにくい
国産車に比べて、欧州車は前期よりも後期がおすすめです。
日本車以上に、BMWは前期で壊れやすかった部品を対策品に変えていたりします。※車種にもよるけど
基本的には前期後期の違いってココが本質だったりするんですけどね。日本車以上にシビアな場合が多いです。
日本車の場合だと、見た目がちょっと変わるというイメージが強いかもしれませんが、BMWの場合は見た目だけでなく、故障のしにくさにも影響を与える車種が多いです。
前期で致命的な部品があったりする車種は、特に注意した方が良いです。
BMWに限らず欧州車全般に言えますが、前期と後期で故障率が大幅に変わる車が多いので、狙っている車種の前期と後期の特徴を事前に調べ上げておく事をお勧めします。
失敗を避けるBMWの買い方
これからBMWを購入しようとしている方に、失敗を避けて車を購入する際のポイントについてまとめてこの記事をおしまいにしたいと思います。
ポイントは2つです。
- BMW専門店から購入
- 詳しい方を連れて現車を見に行く
簡単ではありますが、この2点について少しお話ししておきます。
BMW専門店から購入
人生で4台もBMW車(しかも10年落ちのボロいやつ)を乗っていると必ず壊れるのですが、10割定番箇所の故障です。
伝えたいメッセージは何かというと、BMWの故障は大体定番箇所が壊れるということです。※まあ消耗品だからそういうもんだよね。
つまるところ、定番箇所を知る余地のある専門店は、車を店頭に並べる前に意識的にチェックしてくれるし、直近でダメになる部品は自社で変えてくれているパターンが多いよねって話です。これはお客さんのためでもあり、自分たちのためでもあります。
専門店で購入直後のトラブルが多いと、お店の信用問題に大きく関わりますからね。
僕自身が初めて購入したミニクーパーは、神奈川県の厚木市にある【ミニクーパー専門店】で購入しましたが、2年間で一度も壊れませんでした。
どうせたまたまでしょ。
たまたまもありますが、各部品の程度はかなり良かったです。その後にも人生2度目のミニクーパーをヤフオクで安く購入しているのですが、比較になりません。笑
専門店から購入すると少し割高になるケースも多いですが、それで故障のリスクヘッジになるなら、結果論安く済む場合も…。
外車は目先の金額だけに目を眩ませると、痛い目に合うかもしれません。
専門店で売り出す車両だと、事前に壊れやすい部品を交換してから店頭で売り出すケースもあり、カーセンサー等を見ていても交換ずみのパーツを細かく記載しているショップも目立ちます。
そのような記載を良く見ながら、中古のBMW を探すと良いと思います。
詳しい方を連れて現車を見に行く
車のことはよく分からん…。
そんな方は車に詳しい方を一緒に連れて行き、車を見てもらうのがおすすめです。
ある程度、車のことが分かる方であれば、欧州車あるあるのゴム部品の劣化は一眼で確認出来ます。
大体ラジエター周りのゴム部品を見ると、【あ〜これやばいかもな…。】っていうのは事前に把握出来たりします。
あとは、この部品一回壊れて変えてありそう!とかね。
※そのぐらい、欧州車のゴム部品やプラスチック部品は解りやすく劣化します。
タイヤを外したり、車を持ち上げないと見ることができない消耗部品もありますが、【ここがこの状態ならま〜メンテナンスは行き通ってないよね。】そんな推測も十分出来ますよね。
日本車以上に、欧州車は前オーナーの資金力だったり車愛だったりその他もろもろ推測出来ちゃったり…
壊れたら直すユーザーか壊れる前に直すか。みたいな。
まとめ
BMWは壊れるのか?という悩みに対して適切な答えは【壊れるよ】という返しが適切だと思います。
とは言え、あくまで消耗品部品がダメになるケースが大半です。
極論ですが、メンテナンスが行き届いいる個体を購入するか否かで壊れるかどうかは大きく変わってきます。あと、すでに壊れて直してある個体とかね。
車を購入前に定番の故障箇所を確認した上で、お店に車を見に行くのがおすすめです。
自分で直せる方なら良いですが、自分で何も出来ない方は個人売買等でBMWを安く買うのはおすすめしません。
ではまた。
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