ここ連日、僕は内装屋さんごっこに夢中です。
天井の垂れ修復作業の延長にで…
- ピラーの張替え
- ドア内張の張替え
ひたすら内装の生地を張り替えている最中です。
やっと全ての生地を貼り終えましたので、この記事ではドア内張の張替え方法についてお話ししていきます。
▪️ビフォー
▪️アフター
内張の張替えに必要なもの
- 内張剥がし
- ドライバー
- スクエーパー
- インパクトドリル
- 張替えに使う生地
- カッターやハサミ
他にも車種によりけり、必要な工具が異なるかも知れません。
インパクトドリルは、内張の溶着を剥がすのに必要です。
今回、張替えに使った生地はコレ。
安くてすぐに届くのでオススメです。カラーバリエーションも多いです。
大きいサイズで購入しても、3000円程度です。内張の張替えには結構な面積を使いますので、ケチらず大きめに購入するのがオススメです。
ドア内張の張替え方
ドアの内張を張り替える手順はこんな感じです。
- ドア内張を外す
- 内張を分解する
- 生地を剥がす
- 内装を綺麗にする(脱脂)
- 生地を貼り付ける
- 内張を組み立てる
- 車体に戻して完了
ざっくりではありますが、一連の作業内容はこの手順です。
順番に解説していきます。
ドア内張を外す
まずは、車体から内張を外します。
内張の外し方は、車体ごとに違いますので各々確認して下さい。
大体の車で基本的な外し方は同じようなものですが。
内張を分解する
内張を外しただけでは、残念なことに張替え作業が出来ません…。
内張を分解する必要があります。
ご存知の方も多いかもしれませんが、内張は溶着(プラスチックを溶かして)で固定されています。
つまるところ、ネジを外せ分解出来る訳ではないと言うことです。
※かなり古い車だとネジだけでバラせる車種もあるかも。
内張の分解方法は、コチラの記事で確認して下さい。
工具だけをピンポイントで知りたい方のためにネタバレすると、木工用のドリルビットを使って溶着部分をすっ飛ばします。
生地を剥がす
内張をバラバラにバラしたら、今貼ってある生地を全部剥がします。
年数がある程度経っている車なら、簡単に外れると思います。
特に欧州車は、剥がすも何も保護フィルムを剥がす感覚で剥がせます。
内装を綺麗にする(脱脂)
今まで張り付いていた生地を剥がすと、糊とスポンジが内張に残ってしまうので…
ブラシ等を使って綺麗にします。
素材次第では、水洗いして完全乾燥させます。その時、ペーパーヤスリを使ってやると作業がスムーズです。
ダブルアクションをお持ちの方なら、ダブルアクションに荒いヤスリをつけてやれば最高ですね。
生地を貼り付ける
※所々ボコボコしているのは気にしないで。訳ありです。
生地を貼る際は、少し大きめに生地をカットしておきます。
貼りながら、不要箇所をカットしていくのが1番失敗しないです。
アームレストのクッション部分は、この上から生地を置いて、中に織り込んであります。(内張剥がしを使って外すさずに。)
爪でバッチリ固定されているので、そのままの状態で押し込んでやれば綺麗に仕上がります。
内張を組み立てる
生地の張り替えが済んだら、バラしたら内張を全て元通りに組み立てます。
組み立てる際、溶着部分には…
- エポキシ
- ホットボンド
これらを使って固定します。
基本的に、取手部分のネジで共締めされるので、溶着部分はあまりシビアになる必要性は低いです。
とは言え、ちゃんと固定しておかないと、ビビリ音の原因になります。
写真を撮らずに車体に戻してしまいましたが、僕はエポキシを使いました。ホットボンドより確実に固定可能です。ちなみにコレ。
ちなみに、ホットボンドは手芸によく使われるグルーガンのことです。
車体に戻して完了
あとは車体に戻せば完了です。
内張を外した逆手順で元に戻します。
まとめ
ドア内張の張り替え作業は結構面倒いです。
ドアの分解をいかにスムーズにやるかが鍵になります。
これからドアの内張を張り替えようか迷っている方は参考にしてみて下さい。
なんでベージュ?
元々黒い天井だったのですが、垂れ修理で張り替えるのであればイメージチェンジしたほうがいいかな〜?って何となくベージュにしました。
それに合わせて、各ピラーと内張も同色です。さほど深い理由はありません。
じゃまたね。
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