天井の垂れを直すついでに、各ピラーの生地も張り替えていきます。(A.B.Cピラー)
そこでこの記事では、ピラーにスエード生地を貼る方法やコツについて実体験をもとに解説していきます。
※あくまで素人なので参考程度に。
用意するもの
- 貼り付ける生地
- パーツクリーナー
- スプレー糊
- ドライヤー(仕上げに使う)
必要なものはこのぐらいです。
ドライヤーは、生地を伸ばす訳ではなく最後に糊の粘着を良くするために使います。
ピラーにスエード生地を貼り付ける
今回使ったスエード生地は、オートマックスイズミのスエードシートです。
色はベージュ。
作業手順はこんな感じ。
- パーツクリーナーで脱脂
- スエードシートをカット
- 裏面のシートを全部剥がす
- シートの中央にピラーを置く
- 中央から四方八方へ貼っていく
- ドライヤーで温めながら圧着する
シートは必要分カットしたら、裏面のシートは全部剥がしちゃいます。
あとは貼る!スエードシートを貼る際は手で撫でるように貼っていけばOKです。
いきなり強く押し付けて貼る必要はありません。押し付けるのは全て貼り終えてからにしましょう。
やり直しが効きにくくなってしまう為です。
- 奥側 張り替え済み
- 手前 張り替え前
今回作業した車は、元々ピラーに生地が貼ってあります。剥がれてしまっていたので、張り替え作業です。
このような穴が空いている箇所は、完全無視して貼った後に、カッターで中央部分に穴を開けて、少し残り代を設けてカット。
あまり代を裏面に貼り付けてやれば完成です。
裏面への貼り付け箇所に関しては、ピラーを取り付ける際の爪等を避けるようにしましょう。
今回使っているスエードシートは、よく伸びるのでこのような箇所もとても貼りやすいです。
先ほどの部分は、ライトがハマります。実際に付けてみるとこんな感じです。
曲線状の部分も焦らず、端から丁寧に貼っていけば問題無く貼り付け可能です。
一方通行を意識して貼るイメージです。そうすればシワも出来ないし空気も入りません。
※作業途中の写真が無くてすみません。
全て貼り終えたら、ドライヤーを使って生地を温めます。
生地をドライヤーで温めることで、糊がより張り付きやすくなります。
理想を言うと生地を温めたら手で押さえて、その状態をキープしたまま冷えるのがベスト。
これが1番糊が良く張り付きます。全ての箇所それをやるのは難しいと思うので曲面部分(剥がれやすそうな場所)だけでもやっておくと良いです。
とは言え、温めつつ圧着するのは面倒だと思うので、曲面がキツいところにはスプレー糊との併用をお勧めします。
ピラーにスエード生地を貼るコツ
実際に貼ってみて感じたことを少しだけピックアップしておきます。
- スエード生地は余裕を持ってカット
- 生地は出来る限り伸ばして貼らない
スエード生地は余裕を持ってカット
貼るモノごとにスエード生地をカットしてから貼るのですが、勿体ないと思いギリギリを責めると失敗しがち。
少し余裕を持って、カットしておくことをお勧めします。
こんなもんかな?ってカットして、いざ貼り付けていくと案外ギリギリ、もしくは足りなくなる恐れも大いにあります。
曲面部分が多いと、特にそのような現象に…
※僕自身も何度かヒヤヒヤした。
もし足りなくなるようなことになれば、かなり生地が無駄になっちゃいます。
生地は出来る限り伸ばして貼らない
スエード生地を貼り付けていると、どうしてもシワになり生地を引っ張りたくなりますが、あまり伸ばして貼らないのがお勧め。
生地を引っ張って貼り付けてしまうと、後々剥がれる原因に繋がります。
曲面がキツいところは、引っ張らないとどうしようも無い場合もありますが、そうではない場合は1度剥がして貼り直しましょう。
1度ぐらいであれば、貼り直し可能です。
何度も貼り直す箇所があれば、スプレー糊を使ってやればOKです。
まとめ
車種によっても異なりますが、ピラーは曲線部分が多いので少し大変かもしれませんが、焦らず貼り付けていけば誰でも貼れると思います。
オートマックスイズミのスエード生地は、良く伸びるので初心者でも扱い安いです。
金額も安いので少し多めに買ってチャレンジするものいいかもしれません。心の余裕が成功に繋がりますからね。
じゃあまたね。
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