これからキャンバーアームの取り付けをやるんだけど、自分で出来るかちょっと不安…
そんなユーザーも少なくありません。
キャンバーアームの取り付け自体、それほど難しい作業ではありません。ポイントさえ抑えておけば、車種問わずどんな車にも基本は取り付け可能です。
この記事では、これからキャンバーアームを取り付けるユーザーに向けて、取り付け方法とそのポイント2つについて解説していきます。
キャンバーアームの取り付け方法
キャンバーアームを取り付ける方法は…
今車体に取り付けてある、アッパーアームもしくはロアアームを取り外して、キャンバーアームに付け替えるだけ。
何も難しいことはありません。
強いていうなら、アームを固定しているボルトを全て緩めること。全部のボルトを緩めてから、順番にボルトを引き抜いていった方が確実です。
車種によって、アームを固定しているボルトに工具のアクセスが難しく苦戦する事があるぐらいです。
その辺りは、1度自分の車を除いて工具をあてがっておきましょう。
ロングのメガネレンチが扱いやすい車もあれば、ロングだと工具を入れ込むクリアランスが無い車もあります。
作業に取り掛かる事前に、これを確認して足りない工具を買い足しておくと作業がスムーズです。
キャンバーアーム取り付けのポイント
キャンバーアームを取り付ける前に知っておくべきポイントが2つあります。
- 純正のアームと同じ長さにして取り付け
- 調整幅を左右均等にしてから組み付け
これは結構大事なので、順番に詳しく説明していきます。
純正のアームと同じ長さにして取り付け
どうせ、キャンバーを付けるのだから、取り付ける前にある程度長さを調整しておいた方が効率が良いに決まってる。
そう考える方もいらっしゃるかと思います。
一見これは正しいようにも思えますが、意外に非効率なやり方です。
キャンバーアームは純正と同じ長さに調整してから取り付けた方がスムーズに作業が終わります。
理由は至ってシンプルで、キャンバーアームを縮めたり伸ばした状態で車体に組み込もうとすると、うまく取り付け出来ないためです。
これはナックルの位置が、純正アームに合った位置にいるためです。
つまり、キャンバーアームを先に縮めた状態で取り付けようとすると、ナックルの位置が合わずにボルトが入らないケースが多いです。
純正アームと同じ長さに調整する際は、純正アームの上にキャンバーアームを乗せて、取り付け穴にボルトを通してあげます。
これで、ほぼ同じ長さになるし、左右のアーム全長も揃います。
色々な車にキャンバーアームを付けてきましたが、すべての車でこの作業を行なってから取り付けをしています。
調整幅を左右均等にしてから組み付け
キャンバーアームは、ターンバックル式になっているので、取り付け前に左右の調整幅を合わせておかないと、車体につけてから調整幅を目一杯使えなくなります。
先にどちらかが、調整キャパを迎えるためです。
■左右の長さを均等にする方法
アームを純正アームと長さを揃える前に、1度キャンバーアームを左右全縮めの状態にします。
そしたら、左右の取り付け部分が回らないように手で抑えて、ターンバックルのナット部分を回します。
※両脇の矢印部分を押さえながら、中央の矢印部分を回してやればOKです。
左右のネジピッチは同じなので、これで全く同じ長さに調整可能です。
まとめ
キャンバーアームを取り付ける際は、2つのポイントだけを最低限押さえて置きましょう。
- 左右の調整幅を揃える
- 純正アームと同じ長さにして取り付ける
取り付けてから、長さを調整してやればOKです。ロックナットを緩めた状態で調整部分をレンチで回せば簡単に調整可能です。
キャンバーアームの調整方法は、こちらの記事で解説しています。
それでは。
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