金属素材にあけられた穴を長穴(楕円)に加工したいけどこれといった道具があるわけじゃ無いし自分では無理かな…
そんな疑問を持つ方も少なくありません。
町工場や工場などであれば、長穴加工の選択肢は広がりますが、素人個人がやるとなるとかなり選択は限られます。
そこでこの記事では、インパクトドライバーを使って比較的簡単に【長穴加工】を行える方法(ビッド)を紹介していきます。
インパクトドライバーを使った長穴加工
インパクトドライバーにとあるビットを使うと、比較的簡単に長穴加工を行うことが可能です。
※ビットとは、インパクトドライバーに取り付けて削るための道具
そのビットがこちらです。
※購入時は、ビット径に注意。現在空いている穴径を計測してから購入するようにしましょう。
僕自身、学生時代からいくつもの穴を長穴に加工してきましたが、このビットが1番効率よく加工が出来ます。
金額が安いという理由から、紙ヤスリ状のこのようなビッドも使ったりもしましたが、ま〜削らないこと。
ちなみに、この部類のビットもなかなか削れない…。
先ほど紹介した、砲弾型の回転ヤスリを使うとかなり楽です。
加工がスムーズなだけではなく、ビッドの保ちもかなりよく、ビッドがすぐにダメになることもありません。(使い方にもよるけど)
少し金額が高いですが、僕はもう迷わずこれ。ネットで購入した方が多少安いです。ホームセンターは割高ですね。
リューターを使う選択
リューターもインパクトドリルと同じ原理になりますが、リューターを使うメリットは、削るための工具(ビット)が豊富であることです。
リューターは削る作業がメインの工具なので、ホームセンターに行っても大量に削るためのビットが並んでいます。
また、1本あたりの単価がインパクトドライバー用に比べて安いのも事実。
ただし、リューター本体をケチると何の役にも立たないというオチも珍しくありませんのでそこは注意。
パワー不足でほとんど削れない…
そんな経験をしている友人を目の当たりにしたことも…
メーカー物のリューターは、仕事で使うこともありますが、精度良く(腕次第もあるが)スムーズに削れます。
穴の拡張でもよければステップドリルが有効
別に長穴じゃなくても、穴径をワンサイズ上げてしまっても良い。
そんなユーザーであれば、ステップドリル(スパイラル)が有効的です。タケノコドリルと呼ばれるケースも多いです。
鉄板の板厚が2ミリ前後と制限はあるものの、簡単に1サイズ上の穴に拡張することが可能です。
ステップドリルは使える板厚に制限があるので、購入前に必ず確認しておきましょう。
まとめ
金属部品にあけられた穴を長穴加工する際や、すでに長穴だけどそれをさらに長穴にしたい…
そんなユーザーは、砲弾型の回転ヤスリを使うことをお勧めします。
インパクトドライバーが無いと始まりませんが、インパクトドライバーは活用出来る場面も多いのでこの機会に買ってしまうのもありかも?
少しでも、精度良く長穴加工するのであれば、リューターも有効的です。(安いリューターだとあまり役に立たない…)
それでは。
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