先日、E46にE36のリアアッパーアームの流用について、お話ししました。
その中で、そのままではスタビリンクの取り付けが不可能だと。とお伝えしていました。
そちらでは詳しく解説してないので、この記事でアッパーアームを流用した後、スタビリンクの取り付ける方法について詳しく解説します。
E36とE46のスタビリンクの違い
E46とE36のスタビリンクの違いは以下の2つです。
- 取り付け方法が違う
- リンクの穴向きが違う
まず始めに、スタビリンクの取り付け方法の違いです。
- 左 E36のアッパーアーム
- 右 E46のアッパーアーム
それぞれ、スタビリンクとアッパーアームの連結方法が異なります。
また、スタビリンクの取り付け穴の向きも異なります。
▪️E36のスタビリンク
▪️E46のスタビリンク
※リンクはそのまま使用可能。この後詳しく解説します。
スタビリンクの取り付け方法
E36のアッパーアームを流用した際、スタビリンクを取り付けるには、E36用スタビリンクの取り付けステーを用意すればそれで完結です。
E36とE46でスタビリンクの穴向きがが違うとお伝えしましたが、E36のアッパーアームはボルトナット1本固定なので向きは気にせず取り付けが可能。
※E36のスタビリンクは、上側と下側の穴向きが同じ。下側同様にこちらを向きます。
そのため、わざわざE36のスタビリンクを用意する必要は無いです。
ちなみに、この【コの字型のステー】です。ステーの上部にはアッパーアームと固定するためのボルトが溶接されています。
これを購入すれば良いハナシなのですが、まずこの部品がヤフオクに単体で出ていない…
わざわざこの部品をBMWディーラーに取りに行くのも気が引けます。笑
そこで、僕はホームセンターでL字のステーを4本購入し、それを溶接して代用しました。
- リンク取り付け部分 M8ボルト
- 上側の固定部分 M8のボルト
スタビリンクの幅に合わせて、コの字型ステーを作成し、コの字の頂点にM8のボルトを溶接しました。
※ステーの幅はリンクの原寸合わせで作成
ちなみに使ったステーはこんな感じのやつ。
100Vの半自動溶接機で極限まで溶かし込み溶接。その後車を走行させていますがとりあえず折れてないのでいけたかな?
不安な方は、プロにお願いするなりE36用のステーを購入しましょう。
割高ですが、E36の中古スタビリンクにくっ付いて販売されているケースが稀にあり。
上手くステーを曲げられる前提ですが、溶接で作成するよりステーをこの字に曲げた方が良いかも。
E36にE46のアーム流用するケースは少し違う
一応オマケでお話ししておきます。E46オーナーには無縁のハナシなので飛ばしてもらって構いません。
E36にE46のアッパーアームを使い軽量化を目論む場合…
- スタビリンク固定用ステー
- スタビリンク本体
E46用のこの2つを用意する必要があります。
E36のアッパーアームの場合は、スタビリンクがどちらを向いていようと取り付け可能ですが…
E46のアッパーアームは、スタビリンク固定用ステーがボルト2本止めなので、向きが変更出来ません。
E36のスタビリンクをそのまま使うと、リンクの穴向きが画像正面に来るような形状ですよね?
そのため、E46のスタビリンクも必要です。
まとめ
正直スタビリンクは無くても、スタビライザーを丸々撤去してしまえば付いて無くても問題はありません。
※車検の時スタビライザーは必須では無い
しかし、個人的にはスタビライザーが効いてくれた方が、車のロールが減り乗り心地が安定します。
※個人的な意見です。
E36用のステーのみ用意すればポン付け可能なので、ステーを用意することをお勧めします。
E36アッパーを流用した方や、またその逆のユーザーも参考にしてみて下さい。
それでは。
▪️関連記事はコチラ