訳あって、E46のリアアッパーアームの交換を行いました。
アッパーアームのブッシュ交換する際などに役立つ、アッパーアームの脱着について画像付きで解説していきます。
ネットを調べると、デフ周りをずらしたり下ろしたりしているユーザーがチラホラいらっしゃいますが、下さずとも作業可能です。
使用する工具
- メガネレンチ(18ミリ×2)
- スピンナーハンドル
- ラチェット
- ソケット(10、13、18ミリ)
アッパーアームの付け根側は、ラチェットやスピンナーハンドルがアクセスできないため、メガネレンチ(18ミリ)を2本使う必要があるのが注意点です。
アッパーアームの脱着方法
- ジャッキアップ
- ショックアブソーバーの下側を外す
- スタビリンクを外す
- レベライザーを外す
- アッパーアームの手前側を外す
- アッパーアームの奥側を外す
1連の作業手順はこんな感じです。
注意点は、アッパーアームを外す前に必ずショックも取り外しておく事です。
ジャッキアップ、リジットラックの掛け方についてはこちらの記事をご覧下さい。
ショックアブソーバーの下側を外す
まず始めに、ショックアブソーバーの下側を外して、スプリングをフリー(外して)にしておきます。
コレをやらずにアッパーアームのボルトを外してしまうと、スプリングの力でアッパーアームが下にズレます…
すぐ真下にはドライブシャフトがいらっしゃいますので、あまりよろしくありません。
スタビリンクを外す
次にスタビリンク。
E46はスタビリンクがアッパーアームに付いていますので、こちらを外します。
ボルトとナットのサイズは13ミリですので、メガネレンチやソケットを使って外します。
左右同時作業です。
レベライザーを外す
車体右側のアッパーアームに、レベライザーが取り付けられています。
上から、10ミリのナットを緩めると簡単に外れます。
コレを外し忘れてると、アッパーアームを外した際にレベライザーを壊してしまう恐れがあるので、注意です。
アッパーアームの手前側を外す
手前側はこちらのボルト1本で固定されています。
ボルトの頭もナット側も18ミリです。
そんなにトルクが掛けられている訳では無いので、比較的簡単に外れます。
アッパーアームの奥側を外す
最後は問題の奥側です。
かなり狭いですが、まずはタイヤハウス側から、ナットにレンチを掛けて…
次に、車体の下側へと潜り込み…
ボルトの頭側にもレンチを掛けて、ボルトを緩めます。
ラチェットやスピンナーハンドルは、デファレンシャル(デフ)もしくはドライブシャフトに干渉するため、使用出来ません。
こちらのボルトは緩めたら、片手でアッパーアームを揺さぶりボルトを引きぬけばそのまま抜けます。
揺さぶるというよりは、アッパーアームを軽く持ち上げてやるという表現の方が正しいかも。
作業前にかなりネットに転がる情報を集めてましたが、皆さんデフをずらしたりしていますが…
そのまま抜けます。
作業スペースはかなり狭いですが、片側の取り外しで30分前後有れば可能なレベルです。
まとめ
アッパーアームの交換や、ブッシュの打ち替え作業するユーザーは参考にしてみて下さい。
作業スペースはかなり狭いですが、そこまで難易度の高い作業ではありません。
もし不安な方は、グーピットなので近くの車屋さんに作業見積もりしてみると良いかもしれません。
それでは。
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