トー調整をする際に、いつもタイロッドをどちらに回せば良いのか分からなっちゃう…
このようなユーザーは少なくありません。
友人の作業を見ていても、タイロッドの回す向きに混乱している奴をよく見かけます。
そこで、トー調整の際にタイロッドを回す向きに迷わなくなる方法について解説していきます。
トー調整でタイロッドの回す向き
トー調整をする際、タイロッドを回して調整するのですが、どっちに回せば良いのか分からなくなってしまう…
そんな方はまず初めに、どっちに回せばタイロッドが伸びるのか?また縮むのかをまず確認しましょう。
この時、見るべきポイントはロックナットです。
ロックナットを意識してあげることで、『どっちに回せば良いんだっけ…』なんて事が無くなります。
- ロックナットを緩める向き タイロッドが伸びる
- ロックナットを締める向き タイロッドが縮む
これだけを頭に入れておけば、トー調整をする際にタイロッドを回す向きに迷うことが無くなります。
ロックナットを緩めた後も、タイロッドを回す前にロックナットを回して確認しましょう。
これをやると回す向きに困る事が無くなります。
あとは、タイロッドの取り付け位置の確認も忘れずに。
- タイヤの前側にタイロッド
- タイヤの後側にタイロッド
タイロッドの取り付け位置は車種によって異なります。
タイロッドがどっちに取り付けられているかで、タイロッドの回す向きは変わります。
タイヤの前側に付いていれば…
- タイロッドを伸ばすと【トーアウト】
タイヤの後側に付いていれば…
- タイロッドを伸ばすと【トーイン】
回転方向で覚えると混乱するよ
たまにタイロッドを時計回転で…反時計回転で…
そんな覚え方をしている人が稀にいますが、この覚え方は役にもたちませんし混乱を招くのでお勧めしません。
自分の乗っている車だけでは、通用するかもしれませんが調整する車が変われば変わってしまいます。
また、タイロッドを回す際はハンドルを全開に切り、狭いスペースから体制が悪い状態での調整が多いため…
余計に混乱してしまいます。
まとめ
トー調整をするたびに、タイロッドの回す向きに迷っちゃう…
そんなユーザーは、ロックナットを緩めたり締める回転方向を意識してみて下さい。
- 緩める向き タイロッドが伸びる
- 締める向き タイロッドが縮む
ロックナットとタイロッドエンドは当然、同じ向きのネジ山が使われているので、ロックナットの回転方向で調整方向を区別する事が可能です。
ご自身でトー調整を行う際はこちらの記事も合わせてご覧頂くと役に立ちます。
それでは。
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