ステアリングを社外に変える際に、小径ステアリングを付けようと思っているけどデメリットやメリットがあるのか知りたい。
こんな質問を読者様より頂きました。
ちょうど、先日小径ステアリング(32φ)と35φのステアリングを付け比べたので実体験をもとに解説していきます。
小径ステアリングのメリットとデメリット
小径ステアリングを取り付ける場合、メリットとデメリットは必ず把握しておいた方が良いです。
先に1つだけ伝えておくと、街乗り使いの車に小径ステアリングのメリットはほぼ無いと言っても過言ではありません。
メリットとデメリットは以下の通りです。
■メリット
- ステアリングの反応が良くなる
- 見た目がレーシーになる
■デメリット
- ステアリングが重くなる
- 車検に通らない場合がある
メリットとデメリットについて、それぞれ順番にお話ししていきます。
メリット
- ステアリングの反応が良くなる
- 見た目がレーシーになる
先程もお伝えした通り、小径ステアリングにはこの2つのメリットがあります。
ステアリング径が小径になる分、ステアリングを変える前よりも少しのハンドル操作で車の曲がる量が増えます。
ステアリング径が小さい方が、ステアリングシャフトの回転量が大きくなるためですね。
そのため、ステアリング操作に対する車の反応(レスポンス)が良くなるのが小径ステアリング最大のメリットです。
デメリット
- ステアリングが重くなる
- 車検に通らない場合がある
小径ステアリングにする事で、ステアリング操作のレスポンスが良くなるメリットがある反面…
ステアリングが重くなり、ハンドル操作に不便を感じることもあります。
最近の車はパワステが絶対に付いているから、そんなの大丈夫じゃない?
そんな風に考える人もいますが、思っている以上にステアリングは重くなります。
これは、パワステがあってもです。
基本的に、車検時にステアリング外径に関する決まりはありませんが、極端な小径ステアリングは通らない事例もあります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
極端な小径ステアリングはおすすめしない
多分、この記事に辿り着いてくれたユーザーは、小径ステアリングに対する憧れが頭のどこかにあると思います。
実際に、僕自身も小径ステアリング対する憧れがあったのも事実。『なんかカッケー!』そんな風に思っていた自分がいます。
しかし、実際に使ってみるとステアリングは重たく、道路を曲がるたびに嫌になるし、極論運転し難いです…
小径ステアリングはハンドル操作が重くなるプラスαで、右手と左手の距離が近くなるため、力を掛けにくくなるのも重なります。
それでも1度、小径ステアリングを付けたい!
そこまで言うなら止めはしませんが、何となく小径ステアリングがカッコイイから!という理由で選ぶ方が身近にいたら間違いなく止めますね。笑
おすすめのステアリング径は35φ
じゃあどのぐらいのステアリング径が良いんだろう…
僕がお勧めするのは、35φのステアリングです。
純正ステアリングは36φそこそこですから、一回りステアリング径が小さくなるイメージです。
- 左 32φ
- 右 35φ
ステアリング径が一回り小さくなるだけで、運転の感覚は大きく変わるので、運転が楽しくなります。
僕自身も、35φのステアリングは純正ステアリングとたった1センチほどしか変わらないから変化が無いんじゃないか?なんて思ってました。
実際に付けてみると、かなり運転が変わりますので驚きです。
まとめ
小径ステアリングは、車の使い方によってはメリットの恩恵を受ける場合もあります。
しかし、街乗り使用の車ではデメリットしか感じられないというのが、僕自身が実際に使ってみて感じた感想です。
あくまで僕自身の考えに過ぎませんが…
どうしても、小径ステアリングを付けるんだ!
そんな方は、32φ程度の小径がお勧めです。これを下回るとステアリングがかなり重くなり運転が面倒になります…。
それでは。
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