ホイールをインチアップさせたいユーザーがいる反面…
ホイールをインチダウンしようかな?
そのように考える人も少なくはありません。スタッドレスの購入にあたってもインチダウンはよく行われます。
そこでこの記事では、インチダウンを検討するユーザーに向けて、インチダウンの注意点を4つお話ししていきます。
インチダウンとは?
インチダウンとは、今より外形が小さいホイールを履かせることを示す言葉です。
例えば…
- 16インチ→15インチ
- 18インチ →16インチ
ホイールのインチ数を小さくするのが、インチダウンです。
インチダウンする前に知っておくべき4つの注意点
これからインチダウンを検討しているユーザーは、以下の4点を事前にチェックしておく必要があります。
- ロードインデックスの確認
- ブレーキ周りの干渉チェック
- ホイールサイズの確認
- タイヤサイズの確認
ここを怠ると、いざタイヤを車体に取り付けた際に、取り付け出来ない…そんな事も無きにしもあらず。
注意点を順番に解説していきますので、要チェックです。
ロードインデックスの確認
ロードインデックスとは、そのタイヤがどれだけの車種に耐えられるか?を示す数値です。
タイヤのサイズが小さくなると、ロードインデックスの数値が下がってしまう場合があります…
ロードインデックスとは、タイヤ1本で支えることのできる最大負荷能力を示す指数です。
タイヤのカテゴリーによって、最大負荷能力に対応する空気圧が異なります。
車両の軸重(それぞれの車軸にかかる重さ)に対して、負荷能力が不足するタイヤを装着すると、タイヤの損傷につながります。ダンロップHPより引用
あまりにも車重が多いような車だと、インチダウンによってロードインデックスをオーバーしてしまう事もあり得ます。
特に車両重量の重い…
- アルファード
- ベルファイヤ
- エルグランド など
このあたりは、特に注意しておきましょう。
とは言え、インチダウンする場合はタイヤの扁平率が上がるので、ロードインデックスはそこまで深く考える場面はほぼありません。
ブレーキ周りの干渉チェック
次に、ホイールをインチダウンする際に、気を付けるべきポイントがブレーキ周りの干渉チェックです。
ホイールの内側は、ブレーキ周りより大きく無いと取り付けることが出来ません。
ブレーキ周りでも、特に注意するのが【ブレーキキャリパー】です。
ブレーキキャリパーが、1番外側に配置されているので、干渉します。
その他にも、ロアアームと呼ばれる部品に干渉してしまう恐れがあるので注意です。
どうしてもこの辺はよく分からない…
そんな方は、タイヤやホイールを販売する専門店に聞いてからホイールを購入する事をお勧めします。
基本的には、純正ホイールより1インチ程ダウンさせる程度であれば干渉する事はまずありませんが。
ホイールサイズの確認
ホイールをインチダウンするという事は、当然ホイールを購入し直すことになります。
その時に、自分の車に履けるホイールのサイズを確認する必要があります。
- J数(太さ)
- オフセット
これらをしっかり確認したうえで、ホイールを購入しないとホイールが履けなかったり、フェンダーから突出してしまうことがあります。
ホイールのサイズは、今履いているホイールサイズと全く同じモノを購入するか、履けるサイズを見極める必要があります。
ホイールのJ数やオフセットは計算から、シュミレーションする事が可能です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
タイヤサイズの確認
最後にタイヤサイズの確認です。
ホイールのインチが小さくなるという事は、今よりタイヤの厚み(扁平率)を確保しないと車高が下がってしまいます。
ホイールの外径が小さくなる分、タイヤの厚みで外径をカバーしてあげる必要があるのです。
- 上 13インチ
- 下 15インチ
2つのインチサイズを写真で比較すると、タイヤの厚みは一目瞭然ですね。
タイヤの外径を変えないためには、こちらの無料ツールを使うと簡単に知ることが出来ます。
車種のグレードによって履けるインチ数が変わる
同じ車種だからと言っても、履ける最小のホイールサイズも同じとは限りません。
これはグレードごとに、使っているブレーキシステムが異なる場合がある為です。
例えば同じプリウスでも…
- 1番下のグレード
- 1番上のグレード
この2つを比較すると、使っているブレーキのサイズが異なり、履けるホイールサイズ(インチ)が異なる事は珍しくありません。
その為、車種だけではなくグレードまで確認することをお忘れなく。
まとめ
これからホイールをインチダウンしようと考えている。
そのようなユーザーは以下のことを事前に確認しておきましょう。
- ロードインデックスの確認
- ブレーキ周りの干渉チェック
- ホイールサイズの確認
- タイヤサイズの確認
万が一、何も知らない状態でホイールを購入してしまうようなことがあると、せっかく買ったのに履けないなんて事もあります。
購入前によく確認しておきましょう。
それでは。
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