車高調に変えたらブレーキホースが固定出来なくなってしまった…
そのような声を耳にする事も少なくありません。
そこでこの記事では、そんな方に向けて車高調のブレーキホース固定方法についてお話ししていきます。
また、タイラップでブレーキホースを固定している方を見た事があると言う方も多いかもしれませんが、アレって車検に通るのかというお話もしていきます。
車高調のブレーキホース固定方法
車高調のブレーキホースを固定する方法は4つあります。
- 車高調のブラケットステーを使う
- バンドタイプのブレーキホース固定用ステーを使う
- ホームセンターのステーを使う
- タイラップで固定する
この4つを順番に解説していきます。
車高調のブラケットステーを使う
本来、車高調を付けたとしても、ブラケットや付属の固定用ステーが付属しているので、ブレーキホースの固定に困る事はありません。
このステーは、純正ショックとほぼ同じ位置、形状で配置されていて…
純正ショックの時と全く同じ容量で、ブレーキホースを固定する事が出来ます。
特に【ストラット車】の車高調はこのタイプが多いです。
バンドタイプのブレーキホース固定用ステーを使う
次に、バンドタイプのブレーキホース固定用ステーを使って固定する方法です。
車高調を一周巻き付けるように、固定するステーを使ってブレーキホースを固定する方法です。
実際に、車体に付けてブレーキホースを固定するとこんな感じです。
こちらのステーは、ブレーキホースをボルト固定するタイプであれば、どんな車種にでも使う事が可能。
ネットショッピング等でも、汎用品として売り出されているので気軽に入手する事が出来ます。
このタイプは脱着が可能なことで、中古品の車高調を購入すると付属してこないことが多々あります。
その場合は、購入し直しましょう。
ホームセンターのステーを使う
先ほどのステーと原理は全く同じです。
ホームセンターで購入出来、手で曲げられるステーを使えば代用可能です。
ちなみにこれですね。
車高調に1週巻きつけて、ホースをボルトで共締めしてあげればOKです。
タイラップで固定する
本当はタイラップで固定することをお勧めはしませんが、どうしても固定出来ない…
そんな場合には、タイラップで固定するのが最終手段です。
画像では少し分かりづらいですが、車高調本体に一周タイラップを巻きつけて、そこにブレーキホースをまたタイラップで固定しています。
ブレーキホースをタイラップで固定する際はいくつか注意点があります。
- どこにも干渉はしていないか?
- タイラップは2重で固定する
- ハンドルを切って念入りに確認
タイラップで固定する場合、ハンドルを切った時に、ドライブシャフトやタイヤ(回転、稼働する場所)に干渉しないか必ずチェックします。
万が一、ブレーキホースがどこかに干渉したまま走行してしまうと、ブレーキホースが破れてしまう場合があります。
そうなれば、当然ブレーキが皆無になってしまいます。
タイラップを使った固定では、直留めするのではなくこのようなステーをタイラップで固定する方法もあります。
タイラップ固定でも車検に通る?
結論は、【ほとんどのケースで通ります。】
実際に僕自身、何度かブレーキホースをタイラップ固定したままユーザー車検に通した経験があります。
これは、そもそもブレーキホースの固定方法は、正確に決められていない。ブレーキホースはどこにも干渉していなければ問題ないと言うのが理由です。
ただし、絶対タイラップ固定でも車検に通ります!と断言するのは難しいです。
これは、車をお店に持ち込んで車検を行う場合などは特に、お店のOKが出ないケースが考えらるためです。
タイラップはお勧めしないがそれでも使いたいなら…
基本的に、ブレーキホースをタイラップで固定する事はお勧めしません。
でも、タイラップ以外での固定が難しいからタイラップを使う!!
って方もいらっしゃると思います。
そこまで言うなら止めはしませんが、タイラップでの固定を選ぶのであれば、定期的にタイラップが切れていないかチェックしましょう。
最低限このぐらいは、行うことを強くお勧めします。
タイラップは劣化によって、いつ切れてしまってもおかしくありません。
そのため、日頃からチェックするぐらいで無いのであればやめましょう。
まとめ
車高調を付けたらブレーキホースが固定出来なくなってしまった…
そんな時は、汎用品のブレーキホース固定用ステーを使って固定するのが最も有効的な固定方法です。
車高調の太さだけ抑えておけば、どんな車高調にも使う事が出来て金額も安いのでお勧めです。
それでもタイラップを使う!
そんな方はタイラップの劣化には充分注意しましょう。
それでは。
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