最近はネット等で安いTIG溶接機が多く出回っているため、家でTIG溶接機を使いたいな…。なんて方も珍しくありません。
先日、自宅のガレージで使用するため、TIG溶接機の導入をしましたので、この記事では自宅でTIG溶接機を使いたい方向けに、何を用意すれば良いのか?と言うお話を簡単にしていきます。
自宅でTIG溶接機導入する際必要なもの
自宅でTIG溶接機を使用するために揃えなくてはいけないものは以下の通りです。
- TIG溶接機本体
- アルゴンガス
- アルゴンガス調整機
- アルゴンガス用のホース
この4つだけ用意すれば、誰にでも自宅でTIG溶接機の使用が可能です。そこまで揃えるものも多く無いので、ハードルはたいして高く無いかと思います。
TIG溶接で使用する、トーチやトーチ周りの部品(ノズル、キャップ、コレット、タングステン、アース等)は溶接機とセットになっているので、とりあえず事前に揃えなくても大丈夫です。
アルゴンガス用のホース(調整機と溶接機を繋ぐホース)だけは溶接機にも、調整機にも付属してきませんので、こちらは自分で用意する必要があります。
スズキッドから出ている調整機キットを購入する場合は、ホースもセットになっています。
▪️今回購入したTIG溶接機
アルゴンガスのボンベとボンベに取り付ける調整機が、主に自分で用意する唯一の物になります。
▪️使用している調整機
アルゴンガスは、住まいの近くにあるガス屋さんに問い合わせてみると良いかと思います。アルゴンガスは、溶接の資格等がなくても誰にでも購入できるガスなので、個人を相手にしてくれるガス屋さんなら、入手可能です。
最近はネットショッピングでも購入できるみたいなので、家の近くに取引をしてくれるガス屋さんがなければ最悪ネットで購入するのも1つの手段ですね。
調整機はボンベに取り付けて、溶接時のアルゴンガスの吐出量を調整するための機械で、これも必須。
TIG溶接は、アルゴンガスが無いと溶接出来ません。そのためアルゴンガスの入手が出来ないの話になりませんので、まずはアルゴンガス入手の検討から始めると良いかと思います。
溶接機の電源についてですが、今回購入した溶接機は100Vと200Vどちらも使用可能ですが、単相の200Vに接続しております。三相200Vも引いてありますので、もしかしたら今後三相への移行もあるかもしれませんが…。

アルゴンガスのボンベサイズは?
アルゴンガスのボンベには、色々な大きさが存在します。
- 1.5立米
- 2立米
- 3立米
- 7立米
他にもあるかと思いますが、よく聞くサイズは上記の通りです。ちなみに、今回用意したボンベは、3立米です。
どのぐらいの頻度で溶接するかによっても、必要になってくるボンベサイズは異なりますので、一概には言えせんが、多くの方がガレージにTIGを入れる際用意されるのは1.5立米が多いような気がします。たまにちょこちょこっと使用するぐらいなら、1.5立米で十分かと。
そこそこ使用頻度が多いのであれば、3立米もしくは7立米。
3立米だと、重量が30キロ無いので、ガスを補充しに行く際、簡単に人力で車への積み込みが可能です。7立米になると、僕には持ち上げられません…。そこがネックで一旦3立米で様子をみることにしました。
ちなみに、アルゴンガスのボンベは乗用車に乗せて運んでも問題ありません。高圧ガスのステッカーを貼る必要はあるみたいですけど…。ガス屋に聞いたら、個人でステッカー貼ってくる人ほとんどいませんけど…。って言ってましたが…。
まとめ
自宅でTIG溶接機を使用する場合は、TIG溶接機に加えて、アルゴンガスのボンベとアルゴンガスの調整機が必要です。
とりあえず、この3つを揃えたら、自宅でTIG溶接が出来るようになります。思っているほど敷居が高い物でも無いかと思います。
TIG溶接機の場合、半自動溶接機とは異なり、ガス無しでの溶接はできませんので、個人で扱うのに導入を躊躇され大きな理由です…。
細かいところで言うと、自動遮光の面だったり溶接棒だったりとありますけど、とりあえずはこの記事で紹介した3つだけ揃えるのがスタートラインかと思います。
溶接棒はとりあえず安いやつを購入しましたが、DIYならこれで十分でした。