先日、R56ミニクーパーのホイール装着時に、ホイールと車高調が干渉してしまう問題が発生し、急遽ホイールスペーサーを10mm入れてホイールを逃すことに。
そこでこの記事では、R56ミニクーパーのホイールボルトのサイズ(長さと太さ、ピッチ)に合わせてホイールスペーサー使用時のロングボルトの選び方について紹介していきます。
R56ミニのホイールボルトサイズ
R56ミニクーパーの純正ホイールボルトのサイズは下記の通りです。
- M14 P1.25
- 首下 27mm
- 60度テーパー
M14のホイールボルトは、P1.5の割合が多いため、ボルトを購入する際には必ずピッチの確認をすることをお勧めします。
また、60度テーパーではなく、球面座のホイールボルトも存在しますのでそこも合わせて注意です。
10mmスペーサー取り付け
今回取り付ける10mmスペーサーは、KYO-EIさんのスペーサーです。このスペーサー穴径が12mm用に作られているため、4穴のPCD100に対応しているものの、そのまま使用できません…。
基本的にはミニ専用のスペーサーが必須です。
今回は、家にあったこのスペーサーをとりあえず付けておきたいので、スペーサーを少々削って取り付けておきます。
アルミ製のスペーサーなので、比較的簡単に削ることが可能です。
ただし、今回のようにハブが無いタイプ(汎用性のスペーサー)を使用する際には、ホイールを固定するのが難しいのでホイールセッティングボルトが必須になってきます。
そこだけ注意です。
ロングボルトの選び方に関しては、純正のホイールボルトが首下27mmなので使用するスペーサーの厚みをプラスした全長のボルトを購入してやればOKです。ただ、使用するスペーサーの厚みによってはピッタリの長さのボルトがない場合もあります。
その際には、気持ち長めのボルトを用意してやればOKです。今回、10mmスペーサーに対して、16mm長い43mmのボルトを使用しています。今回はフロントホイールにスペーサーを使用したため、ある程度ホイールボルトが長くても問題は何も起きません。
車種によっては、リアに関してはサイドブレーキの兼ね合いで、あまり長過ぎるボルトを使用すると、サイドブレーキ用のドラム機構に干渉して走行できないケースがありますが、ミニの場合はサイドブレーキもメインで使用するブレーキキャリパーで賄っているので問題ないかも?
▪️今回使用したボルト
少し余談ですが、無名の安物ボルトはネジ山に対してテーパーの芯が出ていないことがあり、走行時に緩みが発生するケースがあるので絶対にお勧めしません…。昔乗っていた3シリーズの時に安物を使用したら、規定トルクで締めても締めてもひたすら緩み、会社の旋盤で回してみると、目で見て一目でわかるぐらいとんでもない精度でした…。
まとめ
R56ミニクーパーは、ホイールボルトがM14になっているため、市販の汎用品のスペーサーが使用できないケースがほとんどです。
※穴径が12mm用になっているため。
そのため、基本的にはミニクーパー用のホイールスペーサーが必須になってきますが、ある程度厚みのあるスペーサーであれば、少し削って使用することも可能です。
スペーサーを使用する場合には、純正ボルトの首下長27mmに使用するスペーサー分長いボルトを購入すればOKです。
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