先日、友人が購入してきたLA600タントカスタムの足回りを調整している際、フロントブレーキのブレーキパッド残量がほとんどないことに気がつき、急遽ブレーキパッドの交換作業を行いました。
そこでこの記事では、LA600タントのブレーキパッド交換方法について紹介していきます。
使用する工具
- ラチェット
- ソケット14mm
- ピストン戻し
- パーツクリーナー
- グリス
- スポイト
スポイトは、ブレーキフルードタンクから、余分なブレーキフルードを吸い上げるために使用します。
【LA600S】ブレーキパッド交換方法
今回使用したブレーキパッドは、ディクセルのパッドです。パッドグリスも付属しているので、とても親切ですね。
ブレーキパッドの交換は、キャリパーを固定している14mmのボルトを外して作業します。純粋にパッドだけ交換するのであれば、キャリパーの下側のボルトだけ外せば、上の画像のようにキャリパーが上に持ち上げられます。
ジャッキアップポイントについては、こちらの記事で紹介しています。
あとは、パッドに固定されているクリップを外してやれば、ブレーキパッドをスライドする形でパッドが取り外せます。
キャリパーサポートの上下にハマっているこちらのレールも一度取り外して、洗浄したのち新しいブレーキパッドの組み込みを行います。
古いグリスにパッドカスが混ざって固まっているため、このまま組み付けてしまうと、ブレーキパッドの動きが悪くなりますので、忘れずに洗浄を。
洗浄後は、レールを再度はめ込み(ハマっているだけ)パッドの両側先端にパッドグリスを塗って、外した時同様にパッドをスライドさせて入れ込みます。
今回使用したディクセルのパッドには、パッドピン固定の穴がありませんでしたので、パッドピンは取り付けしていません。
あとはブレーキキャリパーのピストンを戻して、パッド背面(キャリパーが押す場所)にパッドグリスを塗り、ブレーキキャリパーを元に戻してやれば作業完了です。
細かいブレーキパッドの交換方法に関しては、こちらの記事で紹介していますので割愛します。
まとめ
今回、前のオーナーは全く気が付かずに乗っていたんでしょうが、ここまで摩耗するほどブレーキパッドを使用するのはなかなか酷いですね…。
パッドの残量は1mm以下でした。
気が付いたら早めに交換することをお勧めします。
それでは。
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