先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
ツライチにセッティングしたいのですが、車高調でツライチにするにはどのぐらいまでなら走っても当たらないセッティングが可能でしょうか?
これに関しては、車種によってホイールの入り込み具合が異なるので一概には言えませんが…
これまで弄ってきたツライチの事例とともに少しお話ししていきます。
走っても当たらないツライチセッティングの事例
僕自身がこれまでツライチセッティングを行ってきたのは以下の3台です。
- ミニクーパー
- BMW E91
- IS250
ここで紹介する3台は、バネネートを無闇に上げずに、ストロークしつつもギリギリでフェンダーを交わすセッティングです。
順番に紹介していきます。
ミニクーパー
リアのバネネートは5kでバッチリ動く足回りですが、フェンダーとホイールは交わしていくので走っても当たりません。
樹脂フェンダーの車は、フェンダーをやっつけてしまっても気軽に交換出来るから練習には良いかも?笑
BMW(E91)
こちらのバネネートはフロントが12k、リアが14kとそこまで高いバネネートは使っていません。
先ほどのミニクーパーと比べると少し高いですが、それは車重やレバー比の問題です。
こちらのBMWに関しては、そこまで攻めているわけではないので、このぐらいのツライチセッティングであれば多くの車種でも行えるレベルだと思います。
IS250
バネネートは、フロント28k、リア18kです。
こちらは、ツライチの関係では無く僕個人的な実験として、少し高めのバネネートを使っています。
ホイールの沈み込み時には上手く、ホイールがフェンダーを交わしてくれるので、ここまで高いバネネートは不用です。
BMWに比べると、ツライチを攻めている感じはありますが、それでもこのぐらいでしたら誰でもセッティング可能な範囲内だと思います。
車種によって限界のツライチ具合は変化する
この記事の初めの方にもお伝えしましたが、車種によって限界のツライチ具合は変化します。
IS250ではこれだけツライチを決めれたけど、スカイラインではこれだと当たっちゃう…みたいな感じでね。
これはあくまで例の話で、実際どうかは分かりませんよ。
サスペンションの設計上、車がストロークした際にどれだけホイールが内側に入り込むかが変化するためです。
同じ、マルチリンク構造でも、ダブルウィッシュボーン式でも各部の寸法が異なると、違った可動域になるのです。
そのため、当たり前の事ではありますが、各車種ごとでのセッティングが必要です。
走っても当たらないツライチセッティングをするには?
当たらないツライチセッティングの具合は分かったけどどうやって当たらないツライチにするの?
これは過去にアップしたこちらの記事で全て解説しています。
僕がこれまで乗ってきた車は、全てここに書いてある方法でセッティングをしてきました。
なのでこの記事を読んでもらえれば、僕程度の素人クオリティーでも良ければ誰でも簡単にツライチセッティングが行えると思います。
まとめ
あくまでこの記事で紹介した、走っても当たらないツライチセッティングは目安に過ぎません。
あ、このぐらいなら走っても当たらないツライチセッティングが出来るんだ!
そんな1つの目安にしてもらえたらと思います。
それでは。
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