先日、当サイトの読者様よりこんな質問を頂きました。
フロントにキャンバーを付けようと思うのですが、調整式アッパーマウントとキャンバーボルトではどちらから使うべきですか?
このような疑問を持たれている方もいらっしゃると思いますので、詳しく解説していきます。
結論は、調整式のアッパーマウントを使ってキャンバーを付けるのがおすすめです。
調整式アッパーマウントとキャンバーボルトはどちらがおすすめ?
先ほど、冒頭でもお伝えした通り、キャンバーボルトと調整式アッパーマウントでは、圧倒的にアッパーマウントの方が優先順位が高いです。
これには理由が3つあります。
- ホイールと車高調のクリアランスが変わらない
- キャンバー角の微調整が出来る
- キャンバーがズレるリスクが少ない
もちろん、キャンバーボルトにもメリットはありますが、調整式アッパーマウント方がトータル面で優れています。
どっちを使おうかなー?
金額面の悩みがないのであれば間違いなく調整式アッパーマウントです。
キャンバーボルトはダメなのか?
そんなに調整式のアッパーマウントをお勧めするという事は、キャンバーボルトはダメなの?
決してそういう意味ではありません。
お互いのメリットとデメリットを天秤に掛けた際に、調整式アッパーマウントのほうが圧倒的に優れているというお話です。
お互いのメリットとデメリットについてまとめた記事がありますので、こちらをチャックして頂くと良くわかると思います。
■調整式アッパーマウントのメリット
■キャンバーボルトのメリット・デメリット
両方のメリットとデメリットを天秤に掛けた際、違う回答になる場合も当然あります。
あ、僕はキャンバーボルトで充分だな!
そんな方もいらっしゃいます。
調整式アッパーマウントがお勧めのユーザー
調整式アッパーマウントを使った方がいいユーザーはこんな感じです。
- 太いホイールを履きたい
- はみ出てしまったホイールを収めたい
- 車高調とホイールのクリアランスが無い…
調整式のアッパーマウントの方が、ホイールの収納性(フェンダーの中にホイールを入れる)が高いです。
また、調整式アッパーマウントの場合は、車高調とホイールのクリアランスがそのままキャンバー角の調整が可能です。
こんな状況下でキャンバーボルトを使うと、ホイールと車高調が当たってしまいます….
キャンバーボルトがお勧めのユーザー
一方で、キャンバーボルトがお勧めのユーザーはこんな感じです。
- とにかく安くキャンバーを付けたい
- 少しでもキャンバーが付けば良い
キャンバーボルトはそこまで金額が高くないですが、調整式アッパーマウントと比較すると、ホイールの収納性がやや低い目。
もちろん、少しはホイールが内側に入りますけどね。
キャンバーボルトと調整式アッパーマウントの併用もアリ
キャンバーボルトも調整式アッパーマウントも両方とも使っているよ!
そんなユーザーも大勢いらっしゃいます。
過去に僕が乗っていたワゴンRもいっとき、両方を併用してキャンバー調整を行なっていました。
最終的には、どちらも使わずブラケットの長穴加工でキャンバーを付けていましたが…
まとめ
金銭面を何も考えないのであれば、2つを天秤に掛けてキャンバーボルトに傾く事はありません。って言っても過言ではないです。
一般的には、キャンバーボルトよりも調整式アッパーマウントでキャンバー調整する方が優先順位は高いです。
アッパーマウントでキャンバーを付けた方が圧倒的にメリットが多いからです。
そんな理由から、ストラット車でキャンバーを付けたいというユーザーには、調整式アッパーマウントをおすすめします。
ストラット車にキャンバーを付ける方法はこちらの記事でも解説していますので、気になる方はこちらもご覧ください。
それでは。
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