クラウンに10.5jが履けるかな?
そんな声をSNS上で見かけることも少なくありません。10.5Jのホイールがちょうど中古品としてよく出回ることが多いためかと思います。
実際に10.5jを履かせたら事がある方なら…
10.5jなんて迷うサイズじゃ無いよ。
そう思う人が大半です。
そこでこの記事では、クラウンをはじめとするトヨタセダン車に10.5jを履かせる方法(主にフロント)やオフセット目安についてお話ししていきます。
クラウンやISに10.5jを履かせる3つのポイント
記事のタイトルにもある通り、クラウン系のトヨタセダン車に10.5jを履かせるのは【ヌルゲー】です。
これは、フロントもリアも全く同じです。
注意すべきポイントは3つあります。
- 調整式アッパーアームの取り付け
- ホイールのオフセット選び
- フェンダーの爪処理
順番に解説していきます。
調整式アッパーアームの取り付け
大切なのは、【アッパーアーム】であるという事です。
■フロント
■リア
延長ロアアームではダメなんです。
絶対だめって訳ではないですが…
アッパーアームを調整式にする事で、ホイールの上側がフェンダー内に収まりますので、アッパーアームの組み込みが必須です。
詳しくはこちらの記事でお話ししています。
ホイールのオフセット選び
ホイールのオフセットは、当たり前ですがキツ過ぎても甘過ぎてもダメ。
あくまで目安ではありますが…
10.5j +15〜20ぐらいがベストです。
こちらの画像はISですが、フロントはクスコのアッパーアームだけ装着。
オフセットは10.5j+15です。
特に多くの方が不安なのがフロントだと思います。
クスコのアッパーアームは調整幅が少ない事で有名ですが…
アッパーアームを付けるだけでこんなに簡単に、フロントに10.5jを収める事が可能です。
※チェイサー用のアッパーアームを流用してますが…
フェンダーの爪処理
10.5jを履かせる絶対条件として、前後の爪処理を行う必要があります。
※リアワイトレ装着(10.5J-10)
ただし、リアに関しては爪処理をやらなくてもオフセット次第ではそのまま履けちゃいます。
こちらのクラウンは、リアの爪に関してノータッチです。
※フロントは爪折りしてあります。
※10.5j+22
10.5jを履く最大のメリット
フロントにも10.5jを履く事で、車高が低くてもハンドルが切れやすいです。(フェンダーとタイヤが干渉しない)
ヤフオクやメルカリに出品されているホイールを見ると…
- フロント 9.5j
- リア 10.5j
この組み合わせがとても多く出回りますが…
フロントに9.5jだと細過ぎてタイヤが引っ張れないので、フェンダーとタイヤが交わしにくくなります。
フロントにも10.5jを履くことによって、タイヤの引っ張り度合いが当然良くなり、低い車高でもハンドルが良く切れます。
過去に友人の20クラウンで、フロント9.5jを履いた際に思いましたが、フロントに9.5jだとタイヤがフェンダーを交わしにくさを実感しました。
18インチや19インチの9.5jだとタイヤサイズが合わずに、あまりタイヤが引っ張れないのが現状です。
そんな観点から、少しでもキャンバーを付けるのであれば、10.5Jがお勧めです。
あとがラクになります。
まとめ
中古市場に出回っているホイールサイズを見ると、フロントに9.5jが多いせいか…
フロントに10.5jを履かせるのはキツいのかな?
そんな疑問を持つ方がいらっしゃいますが、そんな事は一切ありません。
調整式アッパーアームを組み込むようであれば、フロントもリアも簡単に10.5jを履かせる事が可能です。
ま〜コンパクトカーが9jやら10jやら履く時代ですからね…
それでは。
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