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タイヤの扁平率を変更しても車検に通る?【結論通るけど注意点が3つ】

先日、当サイトの読者さんよりこんな質問を貰いました。

 

 

タイヤの扁平率を変更していても、車検には通りますか?

 

結論、扁平率を変更していても車検に通りますが、場合によっては通らないケースがあります。

 

この記事では、タイヤの扁平率を変更した事で車検に落ちる3つの注意点について詳しく解説していきます。

 

 

目次

タイヤの扁平率を変更しても車検に通る?

 

これは先程もお伝えしましたが、タイヤの扁平率を変更しても車検には基本通ります。

 

しかし、絶対通るよ!とお伝えする事は出来なくて…

 

車検に落ちるケースも稀ではありますが、あるのも事実です。

 

タイヤの扁平率を変更して車検に落ちる3つのケース

 

タイヤの扁平率を変更している事で車検に落ちる3つケースは3つあります。

 

  • タイヤの耐荷重をオーバーする
  • スピードメーターが狂う
  • 最低地上高が確保出来ない

 

この3つのケースについて、詳しく解説していきます。

 

タイヤの耐荷重をオーバーする

 

タイヤには、それぞれどのくらいの車重を支えられますよ〜。って言う数値が決まっています。

 

このタイヤの耐荷重をオーバーしてしまうような事があれば、当然車検には通りません。

 

これはタイヤの側面に記載されているので、確認すれば一目で分かります。

 

 

タイヤの耐荷重=ロードインデックス

 

正確にはロードインデックスと呼ばれています。

 

パッと何の事かよく分からないかもしれませんが、どのくらいの車重に使って良いタイヤなのかを示す数値です。

 

でもなんでこれがタイヤの扁平率を変更した際に注意するべきなの?

 

こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

これは、タイヤの扁平率が低く(薄いタイヤ)なればなっただけ、ロードインデックス(耐荷重)が低くなってしまいます。

 

なので、タイヤの扁平率を変更した場合(下げた場合)には注意する必要があります。

 

タイヤのロードインデックス(耐荷重)については、こちらの記事をご覧下さい。(タイヤメーカーのホームページ内)

 

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タイヤサイズの見方 タイヤサイズの見方をご紹介。タイヤサイズには幅以外に荷重指数など多くの指標が表示されています。指標を理解し、最適なタイヤを探しましょう。グッドイヤー公式サイトは...

 

スピードメーターが狂う

 

タイヤの扁平率を変更すると、スピードメーターが狂ってしまう事があります。

 

車検にはスピードメーターが正確な速度を表示しているかどうかの検査項目があります。(確かプラマイ5キロの誤差までOKだったかな?)

 

ただし、扁平率を変えたら絶対にメーターがズレると言う訳ではないです。

 

■スピードメーターが狂う場合

純正のタイヤ外径と変わってしまう時

 

タイヤの扁平率を変更すると、場合によってタイヤの外径が変わってしまいます。

 

こちらのサイト内に純正のタイヤサイズを入力すると、インチを変えたり扁平率を変更した場合の【外径差】【メーターの誤差】を分かりやすく表示してくれます。

 

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多くの車は、タイヤが1周するのにどれだけの時間を要するか?ここを見てスピードメーターに速度を表示してくれます。

 

分かりやすい極端な例を出すなら…

 

  • 車のタイヤ
  • ペットボトルのキャップ

 

この2つを同じ速度で回転させたらどうでしょう?

 

ペットボトルのキャップはあっという間に1回転しますよね?

 

めちゃくちゃ極端な例えですけど、これがスピードメーターが狂う理由です。

 

 

仮にもメーター表示は60キロなのに、実際は100キロ以上の速度が出ていた…そんな事があっては困りますよね?

※タイヤの外径差でそこまでメーター誤差が出る事はありませんが。

 

だからこのような検査項目があり、あまりにも誤差が大きいと車検に落ちるケースもあります。

 

最低地上高が確保出来なくなる

 

タイヤの扁平率を変更すると、場合によっては車高が下がります。

 

扁平率によっても異なりますが、5ミリ〜30ミリ程車高が下がるケースと場合によっては結構車高が低くなってしまう事も。

 

そうなれば、少しでも車高を下げている車なら最低地上高【9センチ】を確保出来ないケースがあっても不思議な事ではありません。

 

また、あまり知られていませんが、フォグランプにも最低地上高の決まりがあります。

 

詳しくはこちらの記事で解説していますので、気になった方は合わせてご覧下さい。

 

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タイヤの扁平率が原因で車検に通らない場合の対処法

ここまでの内容を確認して見て…

 

あ、やべー。俺の通らないかも…

って思った方や確信ついた方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな時の対処法を1つ紹介しておきます。

 

それは【スタッドレスタイヤ】を装着して車検に出す。

以外にもしれない人が多いですが、1年を通してスタッドレスタイヤのシーズン以外でも、スタッドレスを履いて車検に通す事が可能です。

 

車検は【ノーマルタイヤで!】なんて決まりはありません。

 

真夏に車検を迎える場合でも、スタッドレスを装着して車検に通すこともOKです。

 

スタッドレスタイヤであれば、扁平率の問題は全てクリアー出来ますので、スタッドレスタイヤを所持している方なら、今すぐにお金を掛けずに対処可能ですね。

 

スタッドレスタイヤを持っていない方は、すみません…。

 

まとめ

 

基本的にはタイヤの扁平率を変更していても、車検には通ります。

 

ただし、車検に通らなくなってしまうケースもありますので、以下の場合には注意しましょう。

 

  • ロードインデックスの数値
  • スピードメーターの誤差
  • 最低地上高

 

軽自動車や、コンパクトカーでロードインデックスの数値をオーバーしてしまうケースは少ないですが、【アルファードやベルファイヤ、エルグランド】などのクラスの車は珍しいことではないので、特に注意が必要です。

 

それでは。

 

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