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ブレーキキャリパーのバフ掛けをしてみた

もともと、ブレーキキャリパーをバフ掛けするつもりでは無かったのですが、訳あってバフ掛けすることになりまして…

 

なので、この記事ではブレーキキャリパーのバフ掛けをした体験談を書い行こうと思います。

 

個人的に、ブレーキキャリパーのバフ掛けはお勧めしません。

 

これからブレーキキャリパーをバフ掛けしようとしている方の参考になれば幸いです。

 

 

目次

ブレーキキャリパーの塗料について

まず初めに、ブレーキキャリパーをバフ掛けする前に、キャリパーの表面処理について理解しておく必要があります。

 

バフ掛けする為には、表面処理を取り除いて下地を出さなくてはいけないですからね。

 

ブレーキキャリパーは、一般的な塗料で塗装されていませんので、【剥離剤】を使う事は出来ません。

 

塗装されているかは、そのブレーキキャリパー次第ですが、塗装されている場合は【ガンコート】と呼ばれる塗装が行われています。

 

これは、万が一ブレーキキャリパーにブレーキフルードが付着してしまった場合、一般の塗装だった場合塗装が剥がれてしまう為です。

 

なので、キャリパーの表面は【ガンコート処理】です。

 

僕自身、それを知らずに剥離剤をぶっかけたのはここだけのハナシ。

 

ガンコートの剥離について

ガンコートは耐久性が群を抜いて高い事で有名で、剥離が難しいです。

 

僕が知っている限りでは方法が3つ。

  • ペーパーでひたすら擦る
  • サンドブラスト
  • ウェットブラスト

 

個人的には、キャリパーをバフ掛けするのであれば、【ウェットブラスト】の施工がお勧めです。

 

過去にバイクのキャブレターをバフ掛けする際、キャブにガンコートが行われていたので、ウェットブラストをショップに施工してもらいました。

 

 

このキャブレターにウェットブラストを施工するとこうなります。

 

 

ウェットブラストは、サンドブラストよりも粒子が細かい研磨剤なので、表面の光沢が綺麗に出ます。

 

ちなみに今回のブレーキキャリパーは、ペーパーでひたすら擦ってガンコートを剥ぎました…。

 

ブレーキキャリパーのバフ掛け方法

  1. 塗装を剥がす
  2. ペーパーで表面を整える
  3. バフ掛けする
  4. コンパウンドでひたすら仕上げ

 

ブレーキキャリパーのバフ掛けも、一般的な金属パーツのバフ掛けと全く同じ方法です。

 

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ブレーキキャリパーの表面は、お世辞にも綺麗とは言えません。

 

なので、サンドペーパーでの表面仕上げがとても大変です。この作業本当に地獄です。僕は2度とやりません。

 

 

 

ちなみにスタート時の画像がありませんが、今回バフ掛けしたブレーキキャリパーは、ブレンボの通称カニキャリパーです。

 

ブレンボのロゴは不要なので、サンダーで削り落としています。

 

ひたすらペーパーで擦った後は、サンダーにバフを付け青棒で研磨し、最後に液体コンパウンドで仕上げています。

 

 

 

 

僕が普段から愛用している液体コンパウンドはこれ。

 

 

 

この液体コンパウンドは、研磨しているうちに粒子がどんどん細かくなって、勝手に番手が上がっていく特殊な研磨剤です。

 

過去に機械を使わず、手だけで磨き上げたキャブレターもこれを使っていたお陰で、かなり楽に作業が出来ました。

 

 

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ブレーキキャリパーのバフ掛け完了

ブレーキキャリパーのバフ掛けが完了しました。

 

 

ところどころ、磨けていない部分があるのは、元々塗装に出す予定で表面処理をしていたのですが、急遽イベントに出すことになってしまったので、その場凌ぎとして、1日仕上げのバフ掛けを行なったからです。

 

 

僕の努力もむなしく、イベント終了後に再び粗めのペーパーで傷をつけて、ペイントに…

 

車体の雰囲気にバッチリ合ったお色になって帰ってきました。

 

 

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まとめ

僕自信、過去に色々な部品をバフ掛けしてきた経験がありますが、ブレーキキャリパーのバフ掛けは初めてでした。

 

もう少し、時間を使うことが出来れば、もっと鏡面仕上げにする事は十分可能です。

 

ただし、ブレーキキャリパーは熱が加わるパーツなので、ザラザラとした表面をさせて表面積を稼いでいるような気がします…。

 

そのあたりの知識がないので本当の事は知りませんが。

 

ブレーキキャリパーのバフ掛けは思いの外、身体力との戦いです。

 

ブレーキキャリパーをバフ掛けしようかな?

 

そう考えている方は参考にしてみて下さい。それでは。

 

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