レクサスのIS250(GSE20)のフロントアッパーアームを純正から調整式に交換しました。
フロントアッパーアームの交換方法を作業手順から使用工具まで分かりやすく解説していきます。
18.20クラウン、マークx、GSあたりも同じ容量で交換可能です。
アッパーアームの交換に使った工具
- ラチェット
- ソケット(14.17ミリ)
- メガネレンチ(14.17ミリ)
- ギアプーラー
アッパーアームのボールジョイントが連結されているヶ所は、ギアプーラーを使わないと外せませんので、用意しておきましょう。
他にも外す方法がありますが、ギアプーラーが個人的に外しやすくておすすめです。
こちらの記事で、ボールジョイントを外す方法を3個紹介しています。
IS250のフロントアッパーアームの交換手順
- ジャッキアップし、タイヤを外す
- ボールジョイントのナットを外す
- ボールジョイントを外す
- 奥側2本のボルトを外す
- 交換するアッパーアームを取り付ける
交換作業の一連はこんな感じです。
ジャッキアップとリジットラックの掛け方を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみて下さい。
ボールジョイントのナットを外す
まずは、アッパーアームとナックルを切り離す準備をします。
こちらには、Rピン(緩み防止)が刺さっていますので、ナットを緩める前に外します。
ラジオペンチやマイナスドライバーを使うと外せます。
Rピンを外したら、王冠ナットを17ミリのソケットを使って外します。
ちなみにこれがRピンです。
このナットを外してもまだ、ナックルとアッパーアームは分裂しません。
ボールジョイントを外す
ナットを外したら、次にボールジョイントをナックルから抜いていきます。
ここで使うのが、先ほど使用工具でもちょろっと紹介した、ギアプーラーです。
ナックルに爪を引っ掛けて、ボールジョイントのボルトを押し込み外れる仕組みです。
画像を見ると、ナットが付いていませんが、ナットを少しかまして置くとギアプーラーが逃げなくなるので作業しやすいかもしれません。
ボールジョイントを外すのにギアプーラーなんて使わねーよ。
って方も中にもいらっしゃるかもしれませんが、僕自身がこの手のアッパーアームを外すときはいつもギアプーラーを使います。
奥側2本のボルトを外す
ボールジョイントがナックルから外れたら、あとは奥側の2本ボルトを外せばアッパーアームが取り外せます。
少しスペースが狭くて、工具が入り難いところではありますが頑張って外しましょう。
こちらのボルト頭は14ミリです。
ラチェットよりも、長めのメガネレンチの方が作業効率が良いです。
これで純正のアッパーアームが無事外れました。
今回取り付けるアッパーアームは【クスコ】製の調整式アッパーアームです。
交換するアッパーアームを取り付ける
言うまでもありませんが、取り付け時には取り外した逆の手順で外していきます。
- 奥側のボルト2本を閉める
- ボールジョイントのナットを付ける
- Rピンを取り付ける
先に奥側を固定してから、ボールジョイント部分をナックルに固定しましょう。
ボールジョイントのナットを締める際に、ボールジョイントが供回りして固定出来ない場合があります。
この場合には、インパクトレンチを使うか、アッパーアームを受け側から叩いてボールジョイントをテーパーに無理やり食わせるかの2択です。
これにて作業完了です。
先程の純正アッパーアームとの比較画像で察した人もいらっしゃるかもしれませんが、今回チェイサー用のアームを取り付けました。
まとめ
トヨタ車のフロントアッパーアームは比較的交換しやすいです。
ここで紹介した、作業手順を頭に入れて作業すれば問題なくフロントアッパーアームの交換を終える事が出来ると思います。
自分で出来るかな〜?
そんな風に思っていた方は、是非チャレンジしてみて下さい。
作業中は、細心の注意払って行いましょう。油断は禁物です。
それでは。