先日、BMWのe91にて水漏れ修理を行いました。
それに伴い、クーラントのエア抜き作業を行ったのですが、BMW(年式による)のクーラントエア抜きはエンジンを掛けずに電動ウォーターポンプで出来る事を知りました…
そこで、電動ウォーターポンプを使ったクーラントエア抜き方法を解説していきます。
【BMW】クーラントエア抜きのやり方
電動のウォーターポンプを使ったエア抜き方法の手順を紹介していきます。
- クーラントキャップを外す
- エア抜きボルトを外す
- エア抜き部分からクーラントが漏れるまで入れる
- エア抜きボルトを締める
- クーラントキャップを締める
- バッテリーを充電する
- ブレーキを踏まずにスターターボタン2回押す
- 温風MAXで風量最弱
- アクセルペダル全開踏み(10秒〜15秒間)
- アクセルペダルを離して待つ
こちらのクーラントを補充するキャップと、すぐ横にあるエア抜きボルトを外します。
そしたら、エア抜きボルトからクーラントが溢れ出すまで、エキスパンションタンクにクーラントを補充します。
クーラントが溢れ出したら、クーラントキャップとエア抜きボルトをしましょう。
※エア抜きボルトはプラスチックなので締め過ぎに注意しましょう。ボルトの頭が簡単にナメます。
そしたら室内より、キーを入れてブレーキペダルは踏まずに、スターターボタンを2回押します。
次に、温風をMAXにして風量を最弱の状態にして下さい。
ここまで来たら、最後にアクセルペダルを全開に踏み込み『10秒〜15秒間』キープしてアクセルペダルを離します。
そうすると、エキスパンションタンク(先ほどクーラントを補充したところ)から【ポコポコ】音が出ていると思います。
あとはこのまま放置して、エア抜きが終わるのをひたすら待ちます。
エア抜き作業は12分程度で終わります。ポコポコ音がしなくなったらエア抜き作業が完了です。
エンジンを掛けずに、キー音状態が続きますので、バッテリーが上がる恐れが無きにしもあらず。結構バッテリー消費するみたいです。
念のため、バッテリーを充電しながら作業を行った方が良いと思います。
以前、BMWのバッテリー充電方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
BMW純正クーラントを使ったほうが良い…
今回、先程の写真からも分かるように僕は緑色のクーラントを使っています。
緑色のクーラントが元々入っていたためです。
しかし、BMW純正のクーラントカラーは青色です。
欧州車と国産車のクーラントでは微妙に中の成分が違うらしく、ドイツ製のゴムやプラスチックをダメにする恐れがあるようです。(BMWメカニック曰く)
そのため、少し高いですが、BMW純正のクーラントを使うことをお勧めします。
BMWの水漏れトラブルが多いのは、国産車用のクーラントを使っている車両が多いことも理由の1つらしいです。(本当かは知らないよ。)
クーラントとゴムやプラスチックは相性があるという事を頭に入れておいて下さい。
国産車用のクーラントを使ったから車が壊れるという事はないので、その辺りを気にしない方は国産車用のクーラントでも構わないと思います。
まとめ
BMWは電動のウォーターポンプを採用しているので、面倒なクーラントエア抜き作業が超簡単に出来ます。
何かしらの作業やトラブルでクーラントの交換や補充(量が多い場合)は必ずエア抜き作業を行いましょう。
BMWのエア抜きを行う方は参考にしてみて下さい。
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