モンキーにオイルクーラーを取り付け予定なのですが、オイルクーラーを購入するのはまだ先になりそうで、先にオイルクーラーの取り出し口だけを付けてしまおうかと思っているでのですが、クーラーを付けずに取り出し口だけ付けても問題ありませんか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーにオイルクーラーの取り出し口のみを取り付け、オイルクーラーは付けない状態でも問題ないのか?というテーマでお話ししていきます。
取り出し口を付けてクーラーを付けないのは大丈夫ですか?
モンキーのエンジンにオイルクーラー用のオイル取り出し口を取り付けて、オイルクーラーを付けない(クーラーにオイルを回さない)状態でも大丈夫です。
ただし、この場合は必ずオイルが出る通路と入る通路同士を直接オイルホースで接続しておく必要があります。
▪️オイルクーラーが付く場合
- オイルの出口
- オイルクーラー入り口
- オイルクーラー出口
- オイルの入り口
▪️オイルクーラーを付けない場合
- オイルの出口
- オイルの入り口
出口と入り口をホースで繋いで、オイルが循環する状態であれば、クーラーを付けずに取り出し口だけが付いていても問題もありません。
ボルトで出口と入り口を塞ぐのは絶対にダメ
オイルの取り出し口によって異なりますが、多くの取り出し口はネジ穴を使用して、バンジョーボルトだったりニップルを取り付けるタイプになっています。
このネジ山にオイルが出て来れないようにボルトを取り付けて、オイルの流れを堰き止めてしまうのだけはエンジンが壊れますので、絶対にダメです。オイルが回らなくなってしまいます…。
何度かこれをやっている写真をSNSにて見かけたことがあります…。仮の状態なのかそのままエンジンを掛けてしまっているのかまでは知りませんけど。
上の純正カバーと下の画像の、オイル取り出し口の形状を見ると分かりますが、オイルの通路が逆向きになっています。
※メーカーによって、形状は異なりますが流れは同じです。
これは一度エンジンの外にオイルを出すため、純正のカバーとは逆の向きにオイルを通して、外へ排出。排出したオイルが再びエンジンの中に入ってきた段階で、純正と同じ経路を辿るため、このような流れになっています。
そのため、ネジ穴にただのボルトを締め込み、オイルが出ていかないようにすると、本来のオイルラインが遮断された状態になるため、オイルの循環が滞ってしまい、エンジンがブローします。
まとめ
オイルクーラーを取り付けるための取り出し口を取り付けて、オイルクーラーは付けないという状態でも問題ありません。
ただし、取り出し口を取り付けてオイルクーラーをとりあえず付けない状態でエンジン始動をする際には、取り出し口の出口と入り口をダイレクトにホースで接続しておく必要があります。
出口と入り口が繋がった状態じゃないと、オイルが回りません。
バンジョーボルトやニップルのボルトを締め込むネジ穴にただのボルトを入れ込み、オイルを止めてしまうと、本来循環するべきオイルの通路が遮断されてしまうことになるため、エンジンブローしてしまいます。
そこだけ注意です。
それでは。
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