モンキーのキックペダルがスカスカなのですが、これはどこに原因があるのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのキックペダルがスカスカになる原因について紹介していきます。
【モンキー】キックペダルがスカスカになる原因
モンキーのキックペダルがスカスカになってしまう原因は以下の通りです。
- 圧縮が抜けている
- クラッチの調整具合
まず初めに、この2つの原因のどちらを見れば良いかの判断方法ですが、ジェネレーターカバーを外してみて、キックペダルを踏み下ろす際に、フライホイールが回っているか否かを確認します。
- フライホイールが回る 圧縮抜けの可能性
- フライホイールが回らない クラッチ周りの問題
まずは大まかな原因を確認しておくと、スムーズに原因追及が可能です。
圧縮の抜けに関しては、以下の箇所が原因になりうるポイントです。
- ピストンに深い傷がある
- バルブが曲がっている
- ヘッドの固定ボルトが緩んでいる
- プラグが緩んでいる
クラッチの調整具合に関しては、クラッチの調整が上手くできておらず、常にクラッチが切れてしまっている状態です。クラッチワイヤー側の調整、もしくはクラッチカバーの中にある調整ネジの締め過ぎ等が挙げられます。
プラスネジ2本で固定されている丸いカバーの中にあります。
遠心クラッチの場合は、カバーの外側に調整ネジがありますね。
直近でクラッチ周りを触っていたような場合だと、クラッチの調整で直るかと思います。ボアアップして、クラッチも一緒に変えたケースとか。
クラッチワイヤーの取り回しでもキックがスカスカに
クラッチの調整に問題がなくても、クラッチワイヤーの取り回しが正しく出来ていないと、クラッチを握っていない状態にも関わらず、クラッチが切れてしまうケースがあります。
クラッチワイヤーの取り回しで負荷が掛かっているところはないか?確認してみるのもの1つのポイントです。
ハンドルを真っ直ぐの状態にしている時は良いんだけれども、ハンドルを左に切ると、ハンドルの移動に応じて、クラッチワイヤーが引っ張られるようなケースもあります。
- 圧縮の確認
- クラッチの調整の確認
この2か所に問題がない場合は、クラッチワイヤーの取り回しも1つ視野に入れてみることをお勧めします。
ハンドルを交換していたりすると、ハンドルの形状(寸法)に対して、クラッチワイヤーが短すぎるというケースも。
まとめ
モンキーのキックペダルがスカスカになる原因は大きく分けると、以下の2つです。
- 圧縮抜け
- クラッチの調整不良
まずは、キックペダルを踏み込んだ際に、フライホイールが回るかどうかを確認してみて下さい。
- フライホイールが回る 圧縮抜けの可能性
- フライホイールが回らない クラッチの調整
ここだけ確認してやれば、エンジン本体に問題があるのか?はたまたクラッチに問題があるのか判別が可能です。
それでは。
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