先日、モンキーのエンジンをボアアップしたのですが、キックペダルがびっくりするぐらい重たくなってしまいました。これは正常なのでしょうか?もし対策があれば教えて下さい。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのエンジンをボアアップしたあとにキックが重くなる問題について簡単に紹介していきます。どうしても、重さに我慢できない方は、1つ対象方法がありますので、そちらも合わせて紹介します。
【モンキー】ボアアップ後のキックが重い
モンキーのエンジンに限らず、ボアアップして排気量が上がると、エンジンの圧縮比が上がるため、キックペダルが重たくなるのは当然のことです。
88ccぐらいまでのボアアップであれば、それほどキックペダルが重くてエンジン始動が億劫になるとまではなりませんが、ロングクランクシャフトを組み込み、排気量が100ccを超えるとかなり重たくなります。
体重が軽い僕は、110ccのボアアップにボアアップしたダックスのキックペダルに乗れちゃいそうなぐらいの感覚です。流石に下がっちゃいますけど…。
重いか重くないかは人それぞれの感覚の問題かと思いますが、キックペダルが下まで問題なく下がればそんなもんとしか言いようが無いのが本音です。
キックが重い場合の対処方法
88ccぐらいまでのボアアップであれば、その重さに慣れてくれ…。と思いますが、ロングクランクシャフトを導入して排気量が100ccを超えたエンジンの場合は、対処方法を使ってキックを軽くするのも1つの手段です。
どうしてもキックペダルが重く、軽くしたいと思う場合は、デコンプ機能を備えたカムシャフトを組み込むことでキックペダルを軽くすることが可能です。
デコンプ機能は、エンジン始動時に圧縮を抜いてくれるため、キックが軽くなる構造です。
ロングクランクシャフトを組み込んで110ccのエンジンにデコンプカムを組み付けたエンジン始動をしたことがありますが、88ccボアアップ(デコンプ無し)のエンジンよりもキックが軽いです。
僕自身が把握しているメーカーさんだと、以下のメーカーさんからデコンプ機能付きのハイカムシャフトが出ております。
- 武川
- キタコ
- クリッピングポイント
まとめ
ボアアップすると、圧縮比が上がるため必然的にキックペダルは重たくなります。
88ccぐらいまでの排気量であれば、そこまで極端に重いというわけではありませんが、ロングクランクシャフトを組み込み、100ccを超えるような排気量になってくると、かなりキックは重いです…。
どうしてもキックの重さに耐えられないようなら、デコンプ機能付きのカムシャフト導入を検討することをお勧めします。
100ccを超える排気量までボアアップされている方だと、デコンプ付きのカムを組み込んでいらっしゃるユーザーさんも多いです。
それでは。
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