自分でモンキーのエンジンをボアアップしたのですが、ボアアップ後にエンジン始動を試みたのですが、全くエンジンが掛からなくなってしまいました…。
先日、このような相談を…。
そこでこの記事では、ボアアップをした後にエンジンが掛からなくなる原因について、いくつか紹介していきます。
【モンキー】ボアアップ後にエンジンが掛からなくなる原因
エンジンをボアアップした後にエンジンが掛からなくなる原因で、パッと思いつくのは以下の3つ。
- バルブタイミングのズレ
- バルブクリアランス未調整、ナットの緩み
- ピストンの組み付けが逆
まず初めに、フライホイールのTマークとクランクケースの切掛けを合わせた状態で、カムスプロケットの⚪︎印が、シリンダーヘッドの切掛け部分にピッタリ合うかの確認をしてみて下さい。
バルブタイミングがズレている状態であっても、プラグからのスパークテストをすれば、問題なく火花は飛びますのでここは必ずチェックするべきポイントです。
バルブタイミングに問題がなければ、次にバルブクリアランスの調整ネジの確認です。多少クリアランス調整が規定値からズレているぐらいであれば、エンジンが掛からないとまではなりにくいですが(異音の発生はさておき)、ネジがゆるゆるになっていたりすると、バルブを押し込めない状態になるので、エンジンが掛からなくなります。
この事例は、過去に知り合いで起きました。後でやろうと思っていたみたいで忘れていたみたいですが…。
モンキーのエンジンでピストンを逆に組んだこともなければ、そのような事例を見たこともありませんが、高校生時代にスクーターのボアアップ時にエンジンが掛からず、エンジンをバラしてみたところ、ピストンの組み付けが逆。という場面に出会したことが…。
キャブセッティングは考えにくい
排気量が上がったことによって、キャブセッティングは当然ズレる状態になります。
ただ、全くエンジンが掛からない場合は、キャブセッティングのズレが原因ではないケースが多いです。
チョークと引いてみたり、アクセルを少し煽ってみたり、少しでもエンジンが掛かるようなら話は変わってきますが。すぐにエンジンが止まっちゃう。みたいな症状とかも。
そのようなケースであれば、キャブセッティングの問題も十分あり得ますが、全くエンジンが掛からない。掛かる気配がない。という状態であれば、キャブセッティングよりも先にエンジンの組み間違いを疑います。
※もし自分がその立場に立ったとするのであれば。
まとめ
エンジンをボアアップした後に、エンジンが掛からなくなってしまった場合は、以下の3箇所を確認してみて下さい。
- バルブタイミングのズレ
- バルブクリアランス未調整、ナットの緩み
- ピストンの組み付けが逆
おそらくですが、バルブタイミングの調整方法が間違っているのではないかな〜。というのが個人的な見解。
バルブタイミングに問題がなければ、バルブクリアランスの確認。あとはピストンが逆向きに組まれていないかも確認しておくことをお勧めします。
エンジンの組み付けに絶対の自信があるのであれば、あとは点火時期がズレているほか無いかと思います。そのタイミングで点火時期がズレる状況は考えにくいですが…。(6Vエンジンであれば、ポイントのコンタクトブレーカーをぶつけてズレちゃったとか?)
それでは。
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