先日、友人とマニュアル車のクラッチ交換の話になり…
クラッチが遠いとか近いとか聞くけど、イマイチどっちがどっちだかちんぷんかんぷになる。
そんなことを言っておりましたので、この記事では、MT車のクラッチが近いと遠い。この2つの意味を簡単に紹介していきます。
MT車のクラッチが近いと遠い。これってどういう意味?
MT車でクラッチが近いとか遠いとかという表現は、クラッチペダルを踏み込んでからクラッチが切れるまでのタイミングを表すのに使われる表現です。
つまり、どのぐらいクラッチペダルを踏み込んだところで、クラッチが切れている状態になるのか?ということです。
- クラッチが近い
- クラッチが遠い
▪️クラッチが近い
- クラッチペダルを踏み込み、手前側クラッチが切れる
▪️クラッチが遠い
- クラッチペダルを踏み込み、奥側でクラッチが切れる
クラッチが近いというのは、クラッチペダルを踏み込み初めて、すぐに(手前側)クラッチが切れる状態になる様子。逆に、クラッチが遠いというのは、クラッチペダルを踏み込んだ際、かなり奥まで踏み込まないと、クラッチが切れない様子。
ちなみに、クラッチが遠いのが正常です。クラッチが近くなっている場合は、ディスクの摩耗やダイヤフラムスプリングの劣化が起きている可能性があります。
近いと遠いが逆の捉え方になっている方も…
あんまりこんな話をする機会もありませんが、稀にクラッチが近いと遠い。これらの表現が逆になっている方がいることもちらほら…。
おそらくですが、クラッチを切っている状態からクラッチを繋ぐまでのペダルの距離で表現していることが原因かと思います。
つまるところ、クラッチを踏み込んだ状態(クラッチを切っている状態)から、どのぐらいペダルを離していくと、クラッチが繋がるのか?これで近い、遠いと表現すると先ほど紹介した意味と逆になってしまいます。
どっちが正解か、この記事を書きながら不安になってきましたが、クラッチはエンジンからの動力を切り話すのが目的なので、先ほど紹介した通りで間違いないかと思います。
結論、こっちが正解
▪️クラッチが近い
- クラッチペダルを踏み込み、手前側クラッチが切れる
▪️クラッチが遠い
- クラッチペダルを踏み込み、奥側でクラッチが切れる
個人的には伝わるのであれば、どっちでも良いけど。
まとめ
クラッチが近い、遠い。と言うのは、クラッチペダルを踏み込み始めてからどのぐらいのタイミングでクラッチが切れるのか。を表すために使われる言葉です。
▪️クラッチが近い
- クラッチペダルを踏み込み、手前側クラッチが切れる
▪️クラッチが遠い
- クラッチペダルを踏み込み、奥側でクラッチが切れる
たまに話を聞いていると、近いと遠いが本来の意味と逆転してしまっている方を見ますが、クラッチペダルを踏み込み始めて、クラッチが切れるまでの距離が近いか遠いか?これが正解です。(多分。)
それでは。
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