モンキーのエンジンが腐食してしまっており、見た目が悪いのでエンジンを塗装しようかと考えております。エンジンを塗装する際には、何の塗料を使用した方が良いですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーやカブのエンジンを塗装する際に使用する塗料について簡単に紹介していきます。
エンジンを塗装する際に使用する塗料
モンキーやカブのエンジンを塗装する際に使用する塗料は、耐熱塗料です。
エンジンの表面温度は100度〜120度ぐらいまで上がるかと思われます。測ったことないから正確な温度は知らんけど。
エンジンによく使用される塗料としては、結晶塗料と呼ばれる塗料が使用されるケースが多いです。皆んながみんなとは言いませんが、大概モンキーやカブ等のエンジンを塗装される方は、結晶塗装される方が大半ですね。
耐熱塗料を使用しない場合、すぐに塗装が剥がれたりするというわけでもないのですが、熱で塗料が溶けたり柔らかくなったりしいていき、ボロボロになります….。昔友人のカブのエンジンをホームセンター等のアクリル塗料で塗ったことがありますが、長くは保ちません。
近くで見ると、塗装面がちぢれた感じの見た目に仕上がります。
僕が知る限りだと、以下の3社から結晶塗料が出ています。
- カーベック(焼き付け)
- デイトナ(焼き付け)
- リンクル(焼き付け不要)
どのメーカーの商品も耐熱温度は160〜180度程度。
そのため、一般的な耐熱塗料であれば、別に結晶塗装ではなくてもエンジンの熱にやられることはないです。結晶塗料は、一般的な耐熱塗料に比べると、耐熱温度はかなり低めですからね。
ジェネレーターカバなら耐熱じゃなくても…
先日、バフ掛けしたマグネシウム製のジェネレーターカバーには、ホームセンター等で購入できるクリア塗料を適当に吹いてあります。
ジェネレーターカバーも、クランクケースからの熱が加わるため、かなり高音になりますが、耐熱塗料じゃなくてもなんとかいける。今のところ、塗装がやられることなく、吹いた時の状態をキープしております。
この状態で100キロ程度は走行していますが、無傷です。走行後は、ジェネレーターカバーが手でさわれないぐらい熱くなるけど全然問題なし。
夏場になって、エンジンがもっと熱くなったらダメかもしれませんが、夏場はま〜乗りませんから多分大丈夫かと思われます。
ジェネレーターカバーも耐熱塗料を使用することをお勧めしますが…。
まとめ
モンキーやカブのエンジンを塗装する際に使用する塗料は、耐熱塗料を使用します。
耐熱塗料を使用しなかった場合、エンジンをかけてすぐに塗料が溶けたり焼けたりすることはありませんが、熱による劣化によってすぐに汚い状態になってしまいます…。
みんなとは言いませんが、モンキーやカブのエンジンを塗装する際には、結晶塗装をされる方が多いです。
僕自身の所有するダックスのエンジンも結晶塗装でオールブラックにしていました。今は剥離して、ポリッシュ仕上げになっていますが…。この時使用していた塗料は、カーベックの結晶塗装。
個人的にはカーベックのちぢれ感が一番好きかも。
それでは。
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