モンキーのエンジンで、純正のブローバイ出口以外からもブローバイガスを取り出そうと思っているですが、シリンダーヘッドのタペットキャップとクラッチカバー、どちらから取り出すのが良いですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーエンジンのブローバイ取り出し場所についてお話ししていきます。
【モンキー】ブローバイガスの取り出しはどこから取る
モンキーのエンジンには、後方側にブローバイガスの排出リップが用意されていますが、ボアアップしているエンジンだと内圧を逃がすために、クラッチカバーやシリンダーヘッドのタペットキャップ等からも排出させている人が多いです。
この際、ブローバイの取り出しにお勧めの場所は、クラッチカバーのオイル投入口。
理由は2つ。
- オイルが漏れにくい
- ホースの長さが短く済む
あくまでも個人的な意見に過ぎませんが、この2つの理由から自分のモンキーはクラッチカバーのオイル投入口のみからブローバイガスを排出しています。
ヘッド側からは基本、排出しません…。
どこから取り出すか迷っているぐらいの人であれば、クラッチカバーからの取り出しをお勧めします。
ヘッド側はオイルが漏れる
しっかりとホースを固定してやれば、ヘッド側からブローバイガスを排出させてもオイルが漏れることは基本的にはありません。
ただ、クラッチカバー側の取り出しに比べると、ヘッド側(タペットキャップ)の方がオイルがキャップに当たる度合いが多いため、オイル漏れの原因になります。
イベント等で、シリンダーヘッドからブローバイを取り出している方をよくよく見ると、エンジンオイルが漏れている(滲んでいる)方が多かったりします。
※皆んながみんなではありませんが…。
また、シリンダーヘッド側からブローバイガスを取り出すと、ブローバイ取り出し用のホースが長くなり、エンジン周りの見栄えが悪くなるケースが多いです…。
まとめ
モンキーのエンジンでブローバイの取り出し場所に迷ったら、クラッチカバーのオイル投入口から取り出すのが個人的にはお勧めです。
ヘッド側からブローバイを取り出すと、オイル漏れの原因やブローバイホースの取り回しが長くなり、エンジン周りの見た目が悪くなる傾向が強いです…。
それでは。