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【モンキー】12Vエンジンで点火タイミングを調整する3つの方法

 

モンキーの点火タイミングを調整しようと思うのですが、CDI点火の場合、点火時期を変更(微調整)することは出来ないのでしょうか?

 

少し前にこのような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、モンキーの12Vエンジンで点火タイミングを調整する方法について紹介していきます。CDI点火のエンジンでも、点火時期を調整する方法はいくつかありますので、調整しようと思えば調整可能です。

 

 

目次

【モンキー】12Vエンジンで点火タイミングを調整する3つの方法

12Vエンジンを搭載したモンキー(カブ)等のホンダ横型エンジンで点火タイミングを調整する方法は以下の3つです。

 

  • ウッドラフトキーを外してフライホイールの角度を変える
  • ピックアップセンサーの取り付け位置を変える
  • 社外品の点火時期調整機能が付いたCDIに変える

 

ウッドラフキーを外してフライホイールの角度を変える

 

本来、フライホイールの取り付け角度(向き)は、クランクシャフトに嵌め込まれているウッドラフキーとフライホイール部分にある溝によって、決まってしまうため、面倒な調整良いらずで点火時期が毎度同じ位置に来るようになっています。

 

このウッドラフキーを取り付けしなければ、自分の好きな位置でフライホイールの取り付けが可能ですので、点火時期を変えることが可能です。

 

 

ウッドラフキーはフライホイールの位置決めの役割をしているだけですので、別に取り付けなくてもエンジン始動や走行には影響はありません。

 

フライホイールを一度取り外してしまうと、また組み付ける際に点火時期が変わる恐れがありますので、そこだけ面倒ですが、一度調整して納得いく形になれば、当分触ることもないかと思いますので、これでも問題ない。と言えば問題ないかもしれません。

 

※その人による。

 

ピックアップセンサーの取り付け位置を変える

 

純正のフライホイールを使用している場合は、この方法で点火タイミングの調整をすることは出来ませんが、社外品のフライホイール(軽量フライホイールやインナーローター)を使用している場合には、ピックアップセンサーの取り付け部分が可動式になっているケースがあります。

 

※取り付けに使用する穴が長穴になっている。

 

この場合、ピックアップセンサーを固定している2本のボルトを緩めて、ピックアップセンサーの取り付け位置を前後にズラすことで、ピックアップセンサーの位置が変わりますので、点火時期を早めたり遅めたりすることが可能です。

 

今、モンキーに使用しているインナーローターは、ここの取り付け位置を変更して点火時期の調整をしています。

 

 

ネジ2本だけを緩めたらすぐに調整出来るので、先ほど紹介したフライホイールの取り付け位置そのものをズラして調整するよりも遥かに楽に調整が可能です。

 

ただ、社外品のローターに変えていたら必ず、ピックアップセンサーの取り付け位置が変更できる。というわけではありませんが…。

 

ピックアップセンサーの取り付け位置が変更できないタイプでも、取り付け金具(ステー)を切断して移動出来るようにしてやれば、センサーの位置が微調整出来ますので、ほんの少しだけ調整したい。という方はその方法でも良いかもしれません。

 

社外品の点火時期調整機能が付いたCDIに変える

最後はCDIを社外品に交換して、点火時期をCDI側で調整できるようにして、点火時期の調整を行う方法です。

 

メーカーによっても異なりますが、何パターンかの点火時期がCDIに記録されており、そのパターンの中から点火時期を選んで調整する形になります。

 

▪️ポッシュ CDI

 

▪️デイトナ CDI

 

点火時期が調整できるCDIはどれも、CDIの裏面にトグロスイッチのようなものがあり、記録された点火時期を選択する方法で調整します。

 

そのため、CDIがすぐにアクセス可能な位置に固定されていれば、すぐに調整が可能です。

 

まとめ

 

12Vモンキーのエンジンで、点火時期を調整する場合は、以下の方法で調整が可能です。

 

  • ウッドラフトキーを外してフライホイールの角度を変える
  • ピックアップセンサーの取り付け位置を変える
  • 社外品の点火時期調整機能が付いたCDIに変える

 

ピックアップセンサーの取り付け位置が調整できるように、長穴になっているタイプであれば、ネジを2本緩めて固定位置を変更してやれば、点火時期が変わります。

 

どうではないケースに関しては、ウッドラフキーを取り外して、フライホイールの取り付け角度を変更。または、点火時期が調整できる社外品のCDIを導入して調整可能です。

 

ここでは紹介しませんでしたが、フライホイール側の突起を削り落として、位置を変えた場所に再度溶接という方法も…。

 

それでは。

 

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