これからキャンバー角を⚪︎度付ける予定なのですが、ホイールのオフセットはどのぐらい変化すると思いますか?
たまに、このような質問を頂くことがしばしば…。
そこでこの記事では、キャンバー角とホイールオフセットについての話をしていきます。
キャンバー角とオフセットの話
結論から先にお伝えすると、キャンバー角を何度付けたらホイールのオフセットはどのぐらい変わる。という単刀直入な回答は出来ない。というのが事実です。
これは、キャンバーの付け方によって、ホイールのオフセット変化量が大きく異なるためです。
- アッパーアームでキャンバーを付ける
- ロアアームでキャンバーを付ける
この場合を比較した際にも、両者でホイールオフセットの変化量は異なります。
他にも、アクスル加工でキャンバーを付ける場合と、キャンバープレートを使用してキャンバーを付ける際にも、異なるし、アクスル加工のやり方によっても、ホイールのオフセット変化量は変わってきます。
つまるところ、キャンバー角を何度付けたら、ホイールのオフセットがどのぐらい変化するのか?という点に関しては、基本的には読めない。というのが結論です。
もちろん、キャンバーの付け方を加味した上で、おおよその検討を付けることは可能ですが…。ミリ単位までの正確なものはなかなか難しいところがあります。データを大量に持っているショップさん等であれば、少し話が変わってきますが…。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
基本的には、キャンバー角を実際に付けてからホイールの用意
キャンバー角をこのぐらい付ける予定だから、先に次のホイールを購入しておきたいな〜。
そんな気持ちは分からんではありませんし、実際にそのような手順でホイールの準備をされる方も、SNS等を見ていれば、多くいらっしゃります。
ただ、これはある程度経験がある方が経験を元にやっているだけの話で、何も分からないし見当も付かない…。という方は、先にホイールのことを考えるのはやめて、目先のアーム組み込みなり部品組み付けの方にだけ着眼することをお勧めします。
例外として、キャンバー角が微調整出来るアーム類を取り付けてキャンバー角を付ける場合に関しては、ざっくりのホイールオフセットで購入してキャンバー角で強引にホイールの出面を合わせる。という方法もあります。
僕の場合は、車を購入したら足回りとホイールを一気に購入して、いっぺんに全てのことを終わらせたいため、この方法で足回りの購入と、ホイールオフセットを決めています。あとは、キャンバー角でホイールの出面を調整。こんなやり方、お勧めはしませんけどね…。
まとめ
基本的に、キャンバー角を何度付けたら、どのぐらいホイールのオフセットが変化するというのは読めない。というのが結論です。
ただし、一部例外もあって…
車種専用のパーツで、調整機能がなくショップ等が実際にデモカー等の情報を公開しているケースに関しては、その部品を付けることで、変化するキャンバー角に対して、ホイールのオフセット量がどのぐらい変化する。というのが分かるケースもあります。
キャンバープレートなんかはまさに。
あくまでも参考値程度ですが、これまで組み込んできた車の足回りを元に、おおよそのオフセット変化量についてこちらの記事にまとめてあります。
それでは。
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