モンキーにジャズのエンジンを乗せようと思っているのですが、ジャズエンジンとモンキーエンジンの違う箇所を教えて頂きたいです。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーエンジンとジャズエンジンの違いについて紹介していきます。
モンキーエンジンとジャズエンジンの違い
モンキーエンジンとジャズエンジンの大きな違いは以下の通りです。
- カウンターシャフトの長さ
- ジェネレーターカバーの形状
- シフトアームの長さ
- ギヤ比
- ジェネレーターのカプラー形状
ジェネレーターカバーは、カウンターシャフトが長いため、カバーの内側にベアリングが取り付け出来る構造になっており、シャフト部分がベアリングに刺さって、カバーでシャフトを支える形になっています。
固定部分に関しては、取り付け位置は同じですので、モンキー用のカバーも取り付け可能です。(カウンターサポートが必須です。)
▪️ジャズ用 ジェネレーターカバー
ジャズエンジンのキックスピンドルは、前期と後期で変わります。
- 前期 Aタイプ (6Vモンキー)
- 後期 Bタイプ (12Vモンキー)
モンキーに使用する場合に交換するべき部品
モンキーにジャズエンジンを使用する際に、変えるべき部品は以下の2つです。
- シフトアーム
- ジェネレーターのカプラー
エンジンの内部に組み込まれているシフトアームの長さがモンキーとジャズで異なります。具体的には、クランクケースから出てくるチェンジペダル取り付け部分の全長が、ジャズエンジンの方が短い。
▪️ジャズエンジン
▪️モンキーエンジン
画像の通りです。
これに関しては、モンキー用のシフトアームがそのまま組み付け可能。ちなみに、僕の場合は、バックステップのシフトリンクを延長加工して、外に出しているため、シフトアームはジャズのものをそのまま使用。(エンジンを組み終えて、シフトペダルをつける時に気が付いたから。笑)
交換せずに、シフトペダルを付けてしまうと、シフトペダルの位置がかなりエンジンよりになってしまいます。
ジェネレーターのカプラーに関しては、カプラーをモンキーに使用されているカプラーを用意して、組み付けたらハーネス側はモンキーのものがそのまま使用可能です。
面倒なら、モンキー用のジェネレーターとフライホイールが取り付け出来ますので、交換してしまうのも1つの手段。モンキー用の社外アウターローターを組み付けちゃうとか。
まとめ
モンキーとジャズのエンジンの違いは以下の通りです。
- カウンターシャフトの長さ
- ジェネレーターカバーの形状
- シフトアームの長さ
- ギヤ比
- ジェネレーターのカプラー形状
モンキーにジャズのエンジンを流用する際に、交換が必要になる部品はシフトアームとジェネレーターから出ている配線部分のカプラーぐらいです。
シフトアームは、モンキー純正品を購入して、差し替えるだけ。(クラッチカバーとクラッチ本体はバラさないといけませんが…。)
僕のモンキーは、この部品をモンキー用に入れ替えることなく、JAZZ純正のまま使用していますが…。
それでは。
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