つい最近、後ろを走る友人に言われて気がついたんだけど、ストップランプがつきっぱなしになってるみたい…。コレって何が原因?
先日、友人よりこのような相談が…。
そこでこの記事では、車のブレーキランプがつきっぱなしになる原因について紹介していきます。
どのメーカーの車でも、大概はこちらで紹介する原因に当てはまるケースが多いです。(絶対とは言いませんが…。)
ブレーキランプがつきっぱなしになる原因
ブレーキランプがつきっぱなしになる原因は、以下の2つ。
- スイッチを固定しているクリップが破損
- スイッチの先端が割れてしまっている
どちらにせよ、ブレーキペダル付近に固定されているスイッチが関連していることには変わりありません。ブレーキランプを点灯させるためのスイッチはブレーキペダルのアーム付近に固定されています。
このスイッチの先端は、ブレーキペダルを踏んでいない状態だと、先端の突起が押し込まれている状態です。
ブレーキペダルを踏み込むと、スイッチを押し込んでいたアームが離れて、スイッチの先端がバネの力によって飛び出てきます。このとき、中の接点が接触してスイッチがオンになる構造。
スイッチを固定するクリップが破損
スイッチの位置は、ブレーキペダルの踏み加減によってランプの点灯時期を調整出来るよう、ブラケット部分にクリップで固定されています。
メーカーによって、作りに多少の違いはあれど、大体のメーカーがこのような形でステーが固定されています。
このクリップが割れると、スイッチの位置がズレるため、スイッチの先端がブレーキペダルで押し込めなくなるなります。
※スイッチ本体が、ブレーキペダルのアームから離れる方法へ逃げてしまいます。
そうなると、常にスイッチの先端が飛び出た状態になるため、ブレーキペダルを踏み込んでいる時と同じ状態になり、ストップランプがつきっぱなしになります。
この場合は、スイッチを固定するクリップのみ交換したら解決です。
メーカーによっては、スイッチ固定部分が金属で出来ていたり、ナットで固定するタイプだったりすることもあるため、固定部分の故障はまず考えにくいものもあります。
スイッチの先端が割れる
スイッチの先端はプラスチックで出来ているため、経年劣化によって脆くなります。
この先端のプラスチックが割れてしまうと、スイッチ部分をブレーキペダルのアームで押し込めなくなってしまうため、コレでもブレーキランプがつきっぱなしになってしまいます。
ペダル付近を覗き込んでも、この先端の部分は見えませんが、ブレーキペダルを手で押し込んだ状態にすると、スイッチとペダルに隙間が出来るので、先端の様子を確認することが可能です。
この場合は、スイッチ本体を交換する必要があります。
まとめ
ストップランプがつきっぱなしになってしまった場合の原因は、かなりの確率でブレーキペダル付近にあるスイッチが破損していることが多いです。
ブレーキペダル部分を覗き込めば、ブレーキペダルアームの付け根部分に、プラスチックで出来たスイッチがあります。
※カプラー(配線)が刺さっているためすぐに分かると思います。
外観から異常がない場合は、ブレーキペダルを手で押し込んでみて、スイッチの先端がバネによって伸びているかどうか確認してみて下さい。
それでは。
▪️関連記事はこちら