スイングアームの目盛りも基準にチェーンアジャスターを調整してやると、何回やってもチェーンアライメントが明らかにズレてしまいます。あの目盛りには左右差があるのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、スイングアームのアジャスターの目盛りには左右差があるのか?というテーマでお話ししていきます。
チェーンアジャスターの目盛りには左右差がある?
バイクのスイングアームに刻まれている、チェーンアジャスターの目盛りはあくまでも1つの目安に過ぎません。そのため、あの目盛りだけを使ってチェーンを左右均等に張ろうとすると、チェーンアライメントがズレる車両も珍しくありません。
もちろん、あの目盛りを使って張りの調整を行い、チェーンアライメントが出るケースもありますが…。
そのため、あの目盛りを使って張り調整をしたあとは、必ずチェーンアライメントを確認することをお勧めします。
目盛りだけで調整してしまうと、チェーンアライメントがズレた状態になる可能性があります。
極端なズレはチェーンラインのズレがあるかも…
あの目盛りはあくまでも1つの目安とお伝えしいていますが、チェーンアライメントを調整した後に、左右で明らかに差がある場合は、そもそもチェーンラインがズレている可能性があります。
- メーカー純正のスイングアーム
- メーカー品のスイングアーム
よほど安物のよく分からないスイングアームや、既製品のスイングアームを加工したりしていない限りは、左右で1ミリも2ミリも目盛りがズレるケースは稀かと思います。
※4miniでありがちなワイド加工されたスイングアームだと、左右差が大きく出るケースが多いです。(これも加工の仕方次第ではありますが。)
これはフレームが曲がっていたり、スイングアームが曲がったりしていないのであればの話です。
そのため、左右の差が明らかにある場合は、チェーンラインのズレを確認してみることをお勧めします。
まとめ
スイングアームのチェーンアジャスター部分に刻まれている目盛りはあくまでも1つの目安です。そのため、あの目盛りを当てにチェーンの張り調整をすると、左右で差が出るケースも当然あります。
そこまで完璧な精度があるわけではありませんので注意です。
ただし、左右で1mmも2mmもズレが出る場合は、何か原因があるかもしれません。
- チェーンラインのズレ
- ホイールセンターのズレ
- フレームの曲がり
- スイングアームの曲がり
それでは。
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