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【モンキーやカブ】エンジン内部から鉄粉が出る原因。カムチェーン周りが怪しい

 

モンキーのエンジンオイルを交換したところ、エンジンオイルの中に鉄粉がかなり混じっていました…。この鉄粉の出所はどこが一番怪しいと思いますか?

 

先日、このような質問を頂きました。

 

そこでこの記事では、モンキーやカブのエンジンの中から鉄粉が出る原因について紹介していきます。

 

 

目次

【モンキー】エンジン内部から鉄粉が出る原因

 

モンキーのエンジン内部から鉄粉が出る原因は1つではありませんが、真っ先に確認しておくべきポイントは、ジェネレーターカバーを開けた時に見えるカムチェーンの周りです。ここが鉄粉の出所になるケースが多いです。

 

  • カムチェーンのテンション不良
  • オイルポンプギアの摩耗

 

カムチェーンのテンショナー不良

カムチェーンのテンションが緩み、カムチェーンが暴れることで、クランクケース内を削ってエンジンオイル内に大量の鉄粉が混じります。

 

下の画像矢印部分です。クランクケースを見ると、チェーンによって削られた跡が付いていますね。

 

 

ここが削れると、削りカスがそのままクランクシャフト部分に付着して、クランクシャフトが削りカスによって焼き付く事例もあるので、注意が必要です。

 

もし自分のエンジンを確認してみて、削れている場合は、テンショナーの確認をお勧めします。12Vエンジンに使用されている油圧式のテンショナーもボールが外れて油圧が掛からなくなる不具合が出る場合があります。

 

少しでも怪しいな…。と思ったら、テンショナー周りを一式新調してしまうのも1つの手かと思います。

 

 

 

 

 

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ボアアップしたりチューニングしている人であれば、マニュアルテンションーにしちゃうのも1つの手段です。

 

 

オイルポンプギアの摩耗

 

カムチェーン関連だと、オイルポンプギアが摩耗していると、カムチェーンとギアが上手く噛み合わず、チェーンとギアが擦れて鉄粉が出ることがあります。

 

画像の左したのギアです。

 

このギアは、オイルポンプを回すためのシャフトです。

 

ギアの山が無くなっている状態で使用していると、ギアとチェーンが上手く噛み合わず、歯がズルズルになります。もし、ここのギアを確認して、ギアの様子がおかしかったら、ここが原因かと思います。

 

 

※ここを交換するには、クランクケースを割って腰下を全て分解する必要があります。

 

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新品のボアアップキットを組んだばかりは鉄粉が出る

 

エンジンの中から鉄粉で大量に出ている場合は、何かしらのトラブルが発生しているケースかと思いますが、新品のボアアップキットを組み付けた際には、鉄粉が発生します。

 

マグネット式のドレンボルトを使用していると、ドレンボルトに大量の鉄粉が付着します。

 

これに関しては、まだ当たりの出ていない新品の部品が大量に組み込まれているわけですので、多少は仕方ありません。

 

そのため、ボアアップキットを組み付けた際には、長時間アイドリングして、内部のオイルと一緒に鉄粉を排出するのが個人的にはお勧めです。当たりが出てくると、鉄粉の量はどんどん少なくなりますので、気にすることはありません。度合いにもよりますけど…。

 

※一行に鉄粉が減らない場合は、何かしらの問題があるかと思いますが…。

 

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まとめ

 

モンキーやカブのエンジンから鉄粉が大量に出ている場合は、真っ先にカムチェーン周りに問題が出ていないか確認してみることをお勧めします。

 

  • カムチェーンのテンション不良
  • オイルポンプギアの摩耗

 

カムチェーンのテンションが正常に掛かっておらず、チェーンが暴れてクランクケースを削っているケース。オイルポンプギアの歯が磨耗し、カムチェーンとギアが上手く噛み合わず、削れているケース。

 

この2つがよく鉄粉の原因になる箇所です。

 

 

それでは。

 

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