ダックスのアクセルワイヤー(スロットルワイヤー)を短縮して、取り回しを変更するにあたって、スロットルワイヤーの取り付け部分にガイドを取り付け、取り回しを決めることにしました。
そこでこの記事では、スロットルワイヤーのガイド制作について簡単に紹介していきます。
今回ガイドを使用するキャブは、ヨシムラさんのYD28。
使用するもの
- アルミパイプ
- バイス
- インパクトドリル
- ドリル(5mm)
- パイプベンダー
- パイプカッター
ステンレスパイプの方が、曲げる際に潰れにくくて良いのですが、今回はアルミが良かったのでアルミパイプを使用しています。
※安物のパイプベンダーだと、どっちもどっちな気もしますが…。
スロットルワイヤーのL字ガイド製作
キャブレターのトップカバーから、スロットルワイヤーを誘導したい角度を決めて、その角度でアルミパイプを曲げてやるだけです。
アルミパイプを軽く、ヒートガンで温めながら曲げる方法を取りました。本来なら、中に砂を詰めて曲げるのが一番綺麗に曲げられるかと思いますが…。
理想の角度にパイプを曲げたら、パイプの中にスロットルのアウターが入れ込めるよう、パイプの内径をドリルで拡張しました。内径4mmから5mmへ。アウターの径が5mmだったので、5mmのドリルで穴を拡大してやれば、押し込めばなんか入り、簡単には抜けない良い塩梅。
このバイスを使って、パイプを曲げる際に出来てしまった潰れをうまいこと補修しています。
- バイスで形状を整える
- 多少のシワはヤスリで削って整形
制作したガイドをキャブのトップカバーに入れ込むとこんな感じ。元々スロットルワイヤーのアウター先端に取り付けられているエンドと同じ外径のパイプを使用していますので、すっぽりハマります。
後は、スロットルワイヤーのアウターエンドを外して、アウターを切断し、ワイヤーの吐出量を調整したのち、制作したパイプガイドを取り付けてやれば完了です。
エンドの外し方は、こちらの記事で紹介しています。
これで後はバフ掛けしてやればOKですね。
まとめ
スロットルワイヤーのガイドを制作したことで、ワイヤーの取り回しがストレートではなくなったため、フレームに干渉することなく、自然な形でワイヤーの取り回しが可能になりました。
キャブのトップカバーとフレームまでの距離がないため、どうしてもワイヤーの取り回しが不自然になっちゃいます。レーシングキャブみたいに、横引きなら良いんですけどね。
元々このキャブには、専用のパイプガイドが存在するのですが、材質がアルミではなく、鉄だったことと角度が微妙に狙い通りではなかったため、ガイドの制作を行いました。
角度がざっくりで良いのであれば、キャブ側に曲げのガイドが付いているスロットルワイヤーが存在するので、そちらを使うのが手っ取り早いかと思います。
キタコさんのマルチスロットルケーブルの角度が60度です。
それでは。
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