以前、アイドリングストップを永久的にキャンセルする方法をアップしておりましたが、アイドリングストップをキャンセルするとどのようなメリットがあるのでしょうか?アイドリングストップをキャンセルされる方も多いと思いますが、いまいちキャンセルする理由が分かりません。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、アイドリングストップをキャンセルするメリットについて紹介していきます。
アイドリングストップをキャンセルするメリット
アイドリングストップをキャンセルする(アイドリンストップさせない)ことで得られるメリットは、以下の2つです。
- バッテリーの消耗を避ける
- セルモーターの負荷を軽減させる
信号待ちのたびに、エンジンを止めることで無駄なガソリンを使用しなくて済む代わりに、エンジンを掛ける回数が格段に増えるため、バッテリーとセルモーターに余計な負担が掛かります。
このエンジン始動時の負荷を軽減できると言う点が、最もらしいメリットかと思います。
バッテリーもセルモーターも、アイドリンストップ機能搭載車に関しては、一般的な車よりも強化されたものが取り付けられていますが、そうは言っても…。
セルモーターは、エンジン始動時にエンジンを回すためのモーター。そう滅多にダメになる部品ではありませんが、内部が摩耗しますので消耗品です。
あと1点お伝えしておくと、アイドリングストップをキャンセル人に理由を尋ねて返ってくる返答の大半は、アイドリングストップがウザいから。という点であるケース。信号待ちのたびに、エンジンが切れて、またすぐにエンジンが掛かる。これを不快に思っている人が、キャンセルしている多いです。
メリットがどうとかではなく、不快だから。
※ここが気にならないなら、別に無理にキャンセルする必要もなんじゃない?と思います。
アイドリングストップをしても燃費には大きな変化は無い
毎日毎日1時間も2時間もアイドリングストップをするほど、車に乗り続ける人であれば話は変わってきますが、アイドリングストップをさせたからと言って、そこまで燃費に大きな差は生まれないのが事実。
ちなみに、毎日1時間アイドリングストップをした場合で、年間約3万円ほどの節約になるそうです。
ほとんどの人はそんなに長時間アイドリングストップすることもありませんからね。
仮にアイドリングストップがかなり有効的に燃費向上につながるのであれば、アイドリングストップの機能が出てから、今日まで多くの車にその機能を備えるはず。ただ実際のところはそうなっておらず、近年の車にはアイドリングストップを採用していない車が増えています。
※モデルチェンジでアイドリングストップ機能が消えた車が増えている。
ダイハツの軽自動車もアイドリングストップは辞めましたし、トヨタのノア・ヴォクシー、シエンタも。ホンダだと、フィットもアイドリングストップが無くなりました。
まとめ
アイドリングストップをキャンセルすることで得られる最もそれっぽいメリットといえば、バッテリーへの負担軽減。セルモーターへの負担軽減。
- バッテリーの負担軽減
- セルモーターの負担軽減
エンジンを止めておくことで、使用する燃料の削減になる一方で、エンジン始動時に負担が掛かっているセルモーターやバッテリーには、負担が大きくなります。
それに、アイドリングストップで実際に燃費が良くなる度合いに関しても、たかが知れており、アイドリングストップをさせておいたところで、それほど恩恵が無いのが事実です。(乗り方にもよりますけどね。)
個人的な意見も入っていますが、所詮はカタログ上の燃費を1kmでもライバル車よりも良くして、客引きの手段に過ぎないのが、アイドリングストップです。
ちょうどアイドリングストップ機能が出てきた頃が、最も激しい燃費合戦が繰り広げられていた時期ですね。
それでは。
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