先日、モンキーのエンジンを88ccにボアアップしたのですが、スピードが出ません…。原因はどこにあると思いますか?交換するべきパーツがあれば教えて下さい。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのエンジンをボアアップしたのに、スピードが出ない原因についていくつか紹介していきます。
【モンキー】ボアアップしたのにスピードが出ない原因
モンキーのエンジンをボアアップしたのに、最高速が伸びない原因は以下のどこかに原因があるかと思います。
最もありがちな原因として挙げるのであれば、スプロケットのセッティングがショート寄りになっているケースです。(純正のセッティングのままとか。)
- スプロケットのセッティング
- キャブレターが小さい
- マフラーの抜けが悪い
完全ノーマルの車体をボアアップした場合、ノーマルのスプロケットセッティングだと、ショートよりになっているため、最高速が伸びにくい仕様です。
スプロケットのセッティングをロング(最高速が伸びる方向)へ変更することで最高速を伸ばせます。
▪️ノーマル状態
- F 12丁
- R 31丁
※年式によって、多少の違いあり。
この状態であれば、フロント(エンジン側)のスプロケットを15丁〜16丁ぐらいにしてやることで、最高速がかなり伸びるようになります。スプロケットが全く変更されていない場合は、これでだいぶスピードが出るモンキーに変わります。
キャブやマフラーも排気量にあったサイズ(商品)を使用していないと、エンジンのパワーが最大限生かされないため、最高速に不満が残る状態に陥ります。(純正のマフラーやキャブを使用しているのであれば尚更。)
ピストンとシリンダーのみを交換するライトボアアップキットを組み付けている場合、カムシャフトをハイリフトカムシャフト(ハイカム)へ交換することで最高速を伸ばすことも可能です。
CDIは関係ない。リミッターは存在しない
スピードが出ないと、なぜかCDIを交換したがる方が目立つような気がしますが、モンキーの場合、リミッターが存在するわけではありませんので、CDIを交換したから速くなると言うものではありません。
※50ccベースのモンキーには、リミッターはありません。
つまるところ、ボアアップしたのにスピードが出ない原因に、CDIは関係がないと言うコトです。
ちなみに、僕が乗っているモンキーは88ccにボアアップしてありますが、CDIはホンダ純正品をそのまま使用しています。
もちろんですが、最高速に何ら影響ありませんし、今後も交換する予定はありません。
※社外品のCDIは入れる必要性が一切ないと言う意味ではありませんので悪しからず。
まとめ
モンキーのエンジンをボアアップしたのに、スピードが出ない(最高速が伸びない)原因は、以下の中にあるケースが大半です。
- スプロケットのセッティング
- キャブレターが小さい
- マフラーの抜けが悪い
まずは、費用があまり掛からない、スプロケットのセッティングから見直してみることをお勧めします。
スプロケットのセッティングが純正のままの場合、フロント(エンジン側)のスプロケットを15丁や16丁へ上げてやれば、最高速が確実に伸びますよ。
純正のスプロケット比のままだと、ボアアップしても、最高速が伸びません。
それでは。
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