少し前から気になっていた、フロントサスペンション周りのリフレッシュを兼ねて、フロントフォークのインナーパイプガイドの交換作業を行いました。
この記事では、モンキーのインナーパイプガイド(ブッシュ)の交換方法について、簡単に紹介していきます。
ちなみに、初期型のダックスやシャリーも同じ部品を使用し、パイプガイドの交換作業方法も全く同じです。
使用する工具と部品
- ピンポンチ 4mm
- ハンマー
- 六角レンチ
インナーチューブとスプリングホルダーを分解する必要があるため、それに伴う工具が必要です。
パイプガイド(ブッシュ)に関しては、4Lモンキーの純正フォークも5Lモンキーの純正フォークも同じ商品です。中華部品に関しては、純正とパイプ径が異なる場合がありますので、事前にインナーチューブの径を測ってから購入することをお勧めします。
▪️パイプガイドの品番
- 51502-045-670
※こちらの商品は1本だけですので、2セットの購入が必要です。
ちなみに、ミニモトさんからも純正品が購入可能で、こちらは2本セットの商品ですので、1つ購入すると1台分になります。(今回、Amazonの翌日配送可能な商品がこれしかなかったので、こちらを購入しています。)
フロントフォークのインナーパイプガイドの交換
インナーパイプガイドの交換をする際には、インナーチューブとスプリングホルダーを固定しているピンを叩いて抜く必要があります。
このピンを抜いて、ホルダーと分離させてやらないと、ガイドの交換が不可能です。
パイプとスプリングホルダーの分解方法については、こちらの記事で紹介しています。
▪️インナーチューブの分解方法
インナーチューブを分解したら、あとはガイドを引き抜き、新しいガイドを入れて再度ピンを打ち込み、ホルダーを固定してやれば作業完了です。
ブッシュの内側と外側には軽く万能グリスを塗って組み付けです。
- 左側 古いパイプガイド
- 右側 新品のパイプガイド
ちなみに、古いパイプガイドはインナーチューブに差し込んだ状態で、手で押さえ付けてもインナーチューブとの間に微妙なガタがある状態でした。ガイドの内側が擦り減っている状態ですね。
ガイドの外周よりも内側の方がダメージがある印象を受けます。
交換後は、フロントフォークのガタが減少しました。完全には無くなりません。ガタを極力無くしたいというのであれば、純正新品を購入するのではなく、Gクラフトさんの強化品を使用することをお勧めします。こっちを使うと、かなりがっちりしますよ。
個人的にはしっかりストローク幅が確保されていれば、こっちを使用するのがお勧めですけど、ストローク幅があまりない車両に関しては、多少のガタで逃げがあった方が良いかな〜?という考えです。(あくまでも、個人的な主観ですけどね。)
まとめ
インナーチューブのパイプガイドは、プラスチック製ですのでどうしても古くなってくると、摩耗してフロントフォークのガタが大きくなってしまいます…。
部品代金も安いし、交換もそれほど難しい部品ではありませんので、フォークのガタが気になるようになってきたらどんどん交換することをお勧めします。
インナーチューブの分解方法だけ知っていれば、簡単な作業です。
作業時は、大きめの脚立とタイダウンでモンキーのフロント周りを持ち上げて作業するのが、最も効率的かと思います。
ガタを極力無くしたいという方は、純正ではなくGクラフトさんの強化品の使用がお勧めします。
それでは。
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